秋田大学
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秋田大学 | |
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手形キャンパス正門(2012年8月) | |
大学設置 | 1949年 |
創立 | 1873年 |
学校種別 | 国立 |
設置者 | 国立大学法人秋田大学 |
本部所在地 |
秋田県秋田市手形学園町1-1 北緯39度43分41.51秒 東経140度8分2.52秒 / 北緯39.7281972度 東経140.1340333度座標: 北緯39度43分41.51秒 東経140度8分2.52秒 / 北緯39.7281972度 東経140.1340333度 |
キャンパス |
手形(秋田県秋田市) 本道(秋田県秋田市) 保戸野(秋田県秋田市) |
学部 |
国際資源学部 教育文化学部 医学部 理工学部 |
研究科 |
国際資源学研究科 教育学研究科 医学系研究科 理工学研究科 先進ヘルスケア工学院 |
ウェブサイト |
www |
概観
秋田大学は1949年(昭和24年)国立学校設置法に基づく新制大学として、秋田師範学校(1878年設立)、秋田青年師範学校(1944年設立)、秋田鉱山専門学校(1910年設立)を包括して設置された国立大学である。設立時は学芸学部、鉱山学部の2学部であったが、現在では国際資源学部、教育文化学部、医学部、理工学部の4学部を有する総合大学となっている。
沿革
略歴
1949年に秋田師範学校(1878年設立)、秋田青年師範学校(1944年設立)、秋田鉱山専門学校(1910年設立)を包括して設置された。なお、秋田大学では1949年の新制大学設置年を創立年として「創立70周年」を2019年に祝ったが、同時に大学の沿革には1873年設立の「秋田県伝習学校」が後の秋田師範学校であり、現在の教育文化学部の淵源であると明記している[2]。それゆえプロジェクト:大学/大学テンプレート (日本国内)にしたがって、1949年は大学設置年、1878年を創立年として区別した。
年表
- 1949年5月31日 秋田大学設立。(学芸学部、鉱山学部)
- 1965年4月1日 大学院鉱山学研究科(修士課程)を設置。
- 1967年6月1日 学芸学部を教育学部に改称。
- 1970年4月1日 医学部を設置。
- 1971年4月1日 医学部附属病院を設置。
- 1976年4月1日 大学院医学研究科を設置。
- 1989年4月1日 大学院教育学研究科(修士課程)を設置。
- 1989年10月1日 医療技術短期大学部を開設。
- 1994年4月1日 大学院鉱山学研究科(博士課程)を設置。
- 1998年4月1日 教育学部を教育文化学部、鉱山学部を工学資源学部に改組。
- 2002年4月1日 大学院鉱山学研究科を工学資源学研究科に改組。
- 2002年10月1日 医療技術短期大学部を医学部保健学科に改組。
- 2004年4月1日 国立大学法人法により、国立大学法人へ移行。
- 2014年4月1日 工学資源学部の資源系学科と教育文化学部の国際系課程を分離、融合して国際資源学部を設置。また、工学資源学部を改組、改称して理工学部を設置した。
基礎データ
所在地
- 手形キャンパス(秋田県秋田市手形学園町):大学本部、教育文化学部、理工学部、国際資源学部、放送大学
- 本道キャンパス(秋田県秋田市柳田[注 1]):医学部、医学部附属病院
- 保戸野キャンパス(秋田県秋田市保戸野原の町):附属学校(幼・小・中・特別支援)
象徴
- 学章は、 コバルトグリーンで描かれた3枚の秋田蕗の葉に、 ロイヤルブルーで「大学」の文字を配したもの。
- 学章とは別に、グリーンの4本ラインとイエローとで秋田の頭文字である「a」を表現したロゴマークが制定されている。2014年(平成26年)の4学部体制への移行に先立ち、2013年(平成25年)12月に制定されたもので、あわせてスクールカラーとしてグリーンが制定された。2004年(平成16年)の国立大学法人化から2013年までは、オレンジとブルーで描かれた5つの円を組み合わせたロゴマークが使用されていた。
注釈
- ^ 医学部は所在地を「本道一丁目1番1号」と称しているが、正式な地名ではない。医学部設立直後に薬理学教授の中井健五(後の医学部長)が考案した俗称で、論語の一節「君子は本を務む。本立ちて道生ず」、あるいは漢方医学で内科を意味する「本道」が由来だという。秋田魁新報電子版 秋田市裏ガイド2018(5)医学部創設の精神、今に 2018年4月19日閲覧。
- ^ 2018年度入学生用の国際資源学部案内 [1] によると、教育・研究分野には、政治学・国際関係論分野、国際協力・開発分野、法律・制度研究分野、社会人類学・地域研究分野、資源経済学・地政学分野、異文化コミュニケーション分野がある。
- ^ 2015年度入学生用の国際資源学部案内によると、教育・研究分野には、地史解析学・古環境解析学分野、金属鉱床学分野、資源鉱物学・テクトニクス分野、石油地質学分野、岩石学分野があるとされる。なお、資源地球科学コースのホームページ [2] によると、研究室は、地史解析学・古環境解析学分野、石油地質学分野、金属鉱床学分野、岩石学分野、鉱物資源・テクトニクス分野に分かれている。
- ^ 2015年度入学生用の国際資源学部案内によると、教育・研究分野には、教育・研究分野は、資源環境物質循環研究分野、エネルギー資源工学分野、物理探査研究分野、資源処理工学分野、岩盤工学分野、製錬プロセス工学研究分野がある。
- ^ 2015年入学生用の教育文化学部案内 [3] によると、コース分けは2年次。地域社会コースには、公共政策領域、情報コミュニケーション領域、生活科学領域、心理実践領域、地域環境領域、人間文化コースには、日本文化領域、国際文化領域、芸術文化領域という特定領域があり、1つ以上選択することになる。自分の所属コースの特定領域は必ず選択しなければならないが、2つ目以降は他コースの特定領域でもよいとされている。
- ^ 2014年度版の大学概要 [4]、2015年入学生用の大学案内 [5] によると、教育は、基礎看護学講座、臨床看護学講座、母子看護学講座、地域・老年看護学講座、理学療法学講座、作業療法学講座が担当するとされる。
- ^ 2015年入学生用の理工学部案内 [6] によると、超分子化学、生化学・分子生物学分野、疾患生物学、分析化学・計算化学分野、細胞生物学分野がある。
- ^ 2015年入学生用の理工学部案内によると、分子化学分野(有機材料化学、無機材料化学、応用物理学、界面応用化学)、化学工学分野(バイオプロセス工学、エネルギー化学工学、反応プロセス工学)がある。
- ^ 2015年入学生用の理工学部案内によると、離散系数学分野、連続系数学分野、理論物理学分野がある。
- ^ 2015年入学生用の理工学部案内によると、電気エネルギー工学分野、光・電子デバイス工学分野、知能情報通信工学分野、制御システム工学分野がある。
- ^ 2015年入学生用の理工学部案内によると、ナノメカニクス分野、熱流体科学分野、ヒューマンメカトロニクス分野がある。
- ^ 2015年入学生用の理工学部案内によると、機械・宇宙システム分野、創造システム設計分野がある。
- ^ 2015年入学生用の理工学部案内によると、環境構造工学分野、地盤環境工学分野、水環境工学分野、福祉環境工学分野、環境材料工学分野がある。
- ^ 領域、分野、系、部門は、2014年度版の大学概要 [7] による。
- ^ 2014年度版の医学系研究科・医学部・附属病院概要 [8] によると、基礎看護学講座、臨床看護学講座、母子看護学講座、地域・老年看護学講座、理学療法学講座、作業療法学講座が担当するとされる。
- ^ 2014年度版の医学系研究科・医学部・附属病院概要によると、講座には、形態解析学・器官構造学、細胞生物学、細胞生理学、器官病態学、分子機能学・代謝機能学、生体防御学、内分泌・代謝・老年内科学、総合診療・検査診断学、麻酔・蘇生・疼痛管理学、放射線医学、眼科学、精神科学、微生物学、救急・集中治療医学がある。
- ^ 2014年度版の医学系研究科・医学部・附属病院概要によると、講座には、分子生化学、分子病態学・腫瘍病態学、消化器内科学・神経内科学、血液・腎臓・膠原病内科学、消化器外科学、呼吸器・乳腺内分泌外科学、腎泌尿器科学、臨床腫瘍学、地域がん包括医療学がある。
- ^ 2014年度版の医学系研究科・医学部・附属病院概要によると、講座には、器官・統合生理学、心臓血管外科学、整形外科学、皮膚科学・形成外科学、耳鼻咽喉科・頭頸部外科学、脳神経外科学、循環器内科学・呼吸器内科学、情報制御学・実験治療学、小児科学、産婦人科学、小児外科学がある。
- ^ 2014年度版の医学系研究科・医学部・附属病院概要によると、講座には、法医科学、環境保健学、公衆衛生学、医学教育学、地域医療政策学、医療情報学がある。
- ^ 2014年度版の大学概要によると、応用地球科学、地球システム工学で構成される。工学資源学研究科のホームページ [9] によると、これらは講座とされている。
- ^ 2014年度版の大学概要によると、分子化学、化学工学で構成される。工学資源学研究科のホームページによると、これらは講座とされている。
- ^ a b 2014年度版の大学概要によると、生命科学のみで構成される。工学資源学研究科のホームページによると、これは講座とされている。
- ^ 2014年度版の大学概要によると、材料物性学、知能材料学、エネルギー材料学、材料開発工学で構成される。工学資源学研究科のホームページによると、これらは講座とされている。
- ^ 2014年度版の大学概要によると、情報工学、数理科学で構成される。工学資源学研究科のホームページによると、これらは講座とされている。
- ^ 2014年度版の大学概要によると、機械物理工学、機械ダイナミクス、システム設計、ロボティクス・福祉工学で構成される。工学資源学研究科のホームページによると、これらは講座とされている。
- ^ 2014年度版の大学概要によると、電気エネルギー工学、光・電子デバイス工学、知能情報通信工学、制御システム工学で構成される。工学資源学研究科のホームページによると、これらは講座とされている。
- ^ 2014年度版の大学概要によると、福祉環境工学、環境構造工学、地域環境工学で構成される。工学資源学研究科のホームページによると、これらは講座とされている。
- ^ 2014年度版の大学概要によると、ライフサイクル戦略学、環境調和型システム工学で構成される。工学資源学研究科のホームページによると、これらは講座とされている。
- ^ 2014年度版の大学概要によると、資源地球科学、資源環境学、環境資源サイクル工学で構成される。工学資源学研究科のホームページによると、これらは講座とされている。
- ^ 2014年度版の大学概要によると、機能材料工学、環境応用化学で構成される。工学資源学研究科のホームページによると、これらは講座とされている。
- ^ 2014年度版の大学概要によると、生産システム工学、社会基盤工学、福祉システム工学で構成される。工学資源学研究科のホームページによると、これらは講座とされている。
- ^ 2014年度版の大学概要によると、電気情報基盤システム工学、電子情報基盤システム工学で構成される。工学資源学研究科のホームページによると、これらは講座とされている。
- ^ 2018年に初めて卒業者の出る国際資源学部、理工学部出身者の所属同窓会は未定。
出典
- ^ デジタル大辞泉. “秋大(シュウダイ)とは”. コトバンク. 2020年9月15日閲覧。
- ^ 秋田大学ホームページ 「70枚の写真で振り返る秋大の70年史」新制大学以前1873~1909 2023年4月15日閲覧。
- ^ 日本臨床心理士資格認定協会 第1種指定大学院
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