東栄町 (会津若松市)

ウィキペディア

東栄町 (会津若松市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/03/01 01:27 UTC 版)

日本 > 福島県 > 会津若松市 > 東栄町

東栄町
町丁
東栄町西部を通る国道118号の様子
東栄町
北緯37度29分38.7秒 東経139度55分54.6秒 / 北緯37.494083度 東経139.931833度 / 37.494083; 139.931833
国	日本
都道府県	福島県
市町村	会津若松市
地域	若松地域
人口 （2017年（平成29年）8月1日現在）[1]
• 合計	551人
等時帯	UTC+9 (JST)
郵便番号	965-0872
市外局番	0242[2]
ナンバープレート	会津

東栄町（ひがしさかえまち）は、福島県会津若松市の町名。丁番を持たない単独町名である。郵便番号は965-0872。

地理

会津盆地南東部に位置する会津地方の中心都市、会津若松市の北西部に位置する。若松地域に属し、市街地の中部、会津若松市役所周辺の地域を町域とする。周囲の地域とともに阿賀川の支流、湯川、溷川やその支流などにより形成された扇状地上に発達した会津若松市中心市街地の一部を形作る。東は城前、徒之町、西は西栄町、南は追手町、山鹿町、北は栄町、中町に接する。

歴史

→「栄町 (会津若松市) § 歴史」も参照

地名の由来

町名は、町域が旧栄町の東部に当たることからとされる^[3]。

近世

江戸時代、会津藩により周辺が治められていた時代において、現在の東栄町周辺に東栄町という地名はなく、横通（よこどおり）など若松城（鶴ヶ城）下郭内の一部だった。横通は若松城下郭内のうち北部の地域で、宝積寺通、三日町通、六日町通、大町通、甲賀町通、桂林寺町通、諏訪通など南北八条の通りからなっていた。また、郭外との間に宝積寺口、南町口、甲賀町口などいくつかの門が設けられていた。その後、戊辰戦争により現在の東栄町付近は大きな被害を受ける^[4]。

近代

明治時代に入ると、江戸時代からの若松城下の町は再編され、本丁、米代、小田垣、横道、権現下郭に加えて、小田町、半兵衛町のそれぞれ一部（加えて外小田垣を含むとも考えられている）が合わさり、若松栄町となる。この町名は、戊辰戦争により周辺の地域が大きな被害を受けたため、以後栄えることを願い付けられたものされる^[5]。その後、1889年（明治22年）に町村制の施行により若松町内の町名となったほか、合わせて栄町の町名となり、1899年（明治32年）には若松町の市制施行により若松市の町名となる^[5]。

現代

1955年（昭和30年）、当時の若松市と高野村、一箕村、神指村、門田村、東山村、大戸村、湊村が合併、会津若松市となったことから、以後東栄町は同市の町名となる。その後、1960年代には会津若松市の住居表示が実施され、現在の東栄町周辺も対象となる。そして、1965年（昭和40年）、旧栄町の一部により東栄町が誕生する^[5]。

また、近年は会津若松市の交通バリアフリー基本構想^[6]に沿って東栄町付近を通過する国道118号等の整備が行われ、歩道の拡幅等が実施されている。

町名の変遷

実施後	実施年月日	実施前
東栄町	1965年（昭和40年）2月1日	栄町（一部）

世帯数と人口

2017年（平成29年）8月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである^[1]。

町丁	世帯数	人口
東栄町	287世帯	551人

交通

東栄町北部、北方向には神明通り（栄町、中町）が見える

バス

町域西側を通る国道118号で会津乗合自動車によるバスが運行されている^[7]。また、観光向けのバス、「ハイカラさん」、「あかべぇ」も東栄町付近を経由している。

系統

• 市内3コース
• 市内4コース
• 市内5コース
• 市内6コース
• 鶴ヶ城・飯盛山線
• 芦の牧線
• 原長谷川線
• ハイカラさん
• あかべぇ

• 塩川・喜多方線
• 熊倉・喜多方線
• 笈川線
• 年貢町経由永井野線
• リズム線

道路

• 国道118号
• 国道121号
• 国道401号
  • 国道121号、国道401号は国道118号との重複指定

施設

• 会津若松市役所
• 会津若松市立鶴城小学校
• 若松東栄町郵便局

神社、寺院、史跡、観光地など

• 会津酒造歴史館

脚注

[脚注の使い方]

1. ^ ^{a b} “会津若松市の住基人口（平成29年8月1日現在）”. 会津若松市 (2017年8月3日). 2017年8月9日閲覧。
2. ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
3. ^ 角川日本地名大辞典 7 福島県 p910, 1983
4. ^ 角川日本地名大辞典 7 福島県 p847, 1983
5. ^ ^{a b c} 角川日本地名大辞典 7 福島県 p385, 1983
6. ^ 会津若松市交通バリアフリー基本構想
7. ^ 会津バス - 路線図 Archived 2010年5月14日, at the Wayback Machine.

関連項目

• 会津若松市

	中町	栄町	宮町
	西栄町		徒之町
		東栄町
	山鹿町	追手町	城前

表 話 編 歴 会津若松市の町・字
	旧若松市	相生町 旭町 上町 駅前町 追手町 大町 御旗町 表町 徒之町 川原町 行仁町 蚕養町 材木町 栄町 城西町 城東町 城南町 城北町 昭和町 城前 新横町 千石町 宝町 滝沢町 中央 天寧寺町 中町 七日町 錦町 西栄町 西七日町 日新町 花春町 馬場本町 馬場町 東栄町 白虎 本町 緑町 南千石町 南花畑 南町 宮町 山鹿町 湯川町 米代
	旧町北村	石堂町 インター西 金川町 町北町石堂 町北町上荒久田 町北町中沢 町北町中沢西 町北町始 町北町藤室 町北町谷地
	旧高野村	高野町上沼 高野町上高野 高野町木流 高野町界沢 高野町中沼 高野町中前田 高野町橋本木流 高野町平塚 高野町柳川
	旧神指村	神指町榎木壇 神指町小見 神指町上神指 神指町下神指 神指町北四合 神指町黒川 神指町高久 神指町高瀬 神指町高瀬新田 神指町天満 神指町中四合 神指町西城戸 神指町如来堂 神指町橋本 神指町東城戸 神指町東神指 神指町本丸 神指町幕内 神指町南四合 神指町横沼 五月町 橋本 幕内東町 幕内西町 柳原町 八日町 高久工業団地
	旧門田村	門田町一ノ堰 門田町面川 門田町御山 門田町黒岩 門田町工業団地 門田町堤沢 門田町徳久 門田町中野 門田町飯寺 門田町根岸東 門田町年貢町 門田町日吉 北青木 建福寺前 桜町 住吉町 館馬町 館脇町 天神町 対馬館町 飯寺北 飯寺南 西年貢 花見ケ丘 東年貢 日吉町 古川町 明和町 湯川南
	旧一箕村	居合町 飯盛 扇町 大塚 一箕町金堀 一箕町亀賀 一箕町八角 一箕町鶴賀 一箕町松長 一箕町八幡 亀賀 北滝沢 堤町 鶴賀町 中島町 花畑東 桧町 白虎町 藤原 平安町 八角町 山見 山見町
	旧東山村	東山町石山 東山町湯川 東山町湯本 慶山 東千石 和田
	旧大戸村 旧本郷町の一部	大戸町芦牧 大戸町大川 大戸町石村 大戸町小谷川端 大戸町小谷坂下 大戸町小谷西村 大戸町小谷原 大戸町小谷平沢 大戸町小谷湯ノ平 大戸町上雨屋 大戸町上三寄大豆田 大戸町上三寄乙 大戸町上三寄香塩 大戸町上三寄丙 大戸町上三寄南原 大戸町下雨屋 大戸町宮内 大戸町上小塩 大戸町高川
	旧湊村	湊町赤井 湊町共和 湊町静潟 湊町原 湊町平潟
	旧北会津村	麻生新田 安良田 石原 和泉 出尻 今和泉 大島 柏原 金屋 蟹川 上米塚 北後庵 小松 鷺林 三本松 下荒井 下野 下米塚 十二所 新在家 舘 田村山 寺堀 天満 中荒井 中里 西麻生 西後庵 白山 東麻生 東小松 二日町 古麻生 古館 ほたるの森 本田 松野 真宮 真宮新町北 真宮新町南 水季の里 宮ノ下 宮袋 宮袋新田 両堂
	旧河東町	浅山 大田原 岡田 金田 熊野堂 倉橋 工業団地 広野 郡山 谷沢 八田 東長原 広田 福島 南高野 代田
注 : 真宮新町北、真宮新町南を除く旧北会津村の全地名と旧河東町の全地名は、それぞれ北会津町、河東町を冠称。 カテゴリ