山口新聞 山口新聞の概要

山口新聞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 01:47 UTC 版)

山口新聞


種類 日刊紙
サイズ ブランケット判

事業者 (株式会社みなと新聞社)
(株式会社山口新聞社)
株式会社みなと山口合同新聞社
本社 山口県下関市東大和町1丁目1番7号
代表者 井上正明(代表取締役社長)
創刊 1969年
前身 みなと新聞
(1946年-1952年)
みなと新聞市内版
(1952年-1954年)
夕刊みなと
(1954年-1969年)
言語 日本語
価格 1部 120円
月極 3,200円
発行数 8万9000部
ウェブサイト https://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/
株式会社みなと山口合同新聞社
Minato-Yamaguchi Co., Ltd.
本社所在地 日本
750-8506
山口県下関市東大和町1丁目1番7号
事業内容 水産関連新聞(みなと新聞)の発行
地方新聞(山口新聞)の発行
各種日刊新聞の受託印刷
設立 1946年2月11日
業種 情報・通信業
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概要

1946年(昭和21年)水産専門紙「西部水産速報」が創刊。1952年(昭和27年)「西部水産速報」は「みなと新聞」に改題する。1、2面を水産速報版、3、4面を下関市内版とし、市内版には市政・経済・社会記事を掲載。同年8月、水産速報版と市内版を独立させ、市内版を「夕刊みなと」とする。

1969年(昭和44年)「夕刊みなと」を「山口新聞」に改題。(株)山口新聞社を設立し、山口県全県エリアの県紙を目指して歩みはじめる[2][3]。1992年(平成4年)10月、みなと新聞社と山口新聞社が合併し、みなと山口合同新聞社が誕生。

なお、みなと山口合同新聞社日本新聞協会に加盟しているものの、共同通信社の加盟社にはなっていない。ただし、山口新聞として共同通信社から全国・世界のニュース記事の配信を受ける契約を結んでおり[4]、共同通信社と地方紙で組織している「47NEWS」「よんななクラブ」に山口新聞として参加している。

共同通信社加盟社ではないことから、共同通信社加盟社が主催団体となる天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会並びに同大会の山口県予選である山口県サッカー選手権大会には関与していない(中国新聞社が「中国新聞防長本社」名義で主催)。

紙面・記事の特色

  • 題字は、当初1面右端に縦書きであったが、その後、1990年代産経新聞と同じような形態で横組み中央部分に縦2行で表示したことがあった。さらに2006年(平成18年)の創立60年の際には横組み、横1行にしたことがあったが、2008年(平成20年)に右端の縦題字に戻している。
  • 第2次安倍内閣発足以降、地元選出の安倍晋三内閣総理大臣の動静を一面で報じている(通常総理大臣の動静は中面で報じられる)。中面には、山口県知事と県内各市町の首長の動静を掲載している。
  • 1面題字下部の「TODAY」欄に、過去の同じ日に起きた国内外および山口県内の主な出来事を掲載している。
  • 紙面を「県東」「県央」「県西」など地域別に分けて、各地のニュースやイベント情報などを報じている。また、注目度の高い県内の社会ニュースは、1面または「県内社会」のページに掲載している。
  • 中面の「県内社会」欄に、下関港の入船・出船情報を掲載。また、山口県内各地の潮汐情報と、関門地区の潮流情報も掲載している。
  • 県内の主な交通機関の予約状況(残席)を掲載。(山口宇部空港岩国錦帯橋空港北九州空港萩・石見空港と、新幹線「のぞみ」指定席、東京行き高速バスなど)
  • 県内の青果物、花き、水産物の卸売市況を中面で日々報じている。
  • 毎年秋の下関海響マラソンの共催者となっており、大会終了後、完走者の順位とタイム、コース写真などを紙面に掲載している。
  • 2017年(平成29年)から「山口新聞電子版」のサービスを提供。過去30日分の紙面をパソコンやスマートフォン、タブレットで閲覧することができる。

沿革

  • 1952年(昭和27年)4月 - 水産専門紙『みなと新聞』(1946年発刊)に下関市内版記事の連載開始。8月に市内版を分離して夕刊として発行。これが実質的な山口新聞の原型になる(朝刊は水産速報版として掲載)。
  • 1954年(昭和29年) - 市内版夕刊を『夕刊みなと』と題名を変更。
  • 1959年(昭和34年) - 日本新聞協会加盟。
  • 1969年(昭和44年) - 『夕刊みなと』を『山口新聞』に題号変更。新たに株式会社山口新聞社を設立し、夕刊紙から朝刊紙に移行。
  • 1992年(平成4年) - みなと新聞社と再統合され「みなと山口合同新聞社」から発行される。
  • 2001年(平成13年) - フリーペーパー「週刊リフレッシュ」創刊。
  • 2016年(平成28年) - 創立70周年記念イベントを開催。
  • 2017年(平成29年) - 「山口新聞」電子版の配信を開始。

注釈

  1. ^ 2010年までの登記上の社名変更までは『TVQ テレQ』としていた。「テレビ九州」は佐賀県ケーブルテレビ局として実在しており、TVQ九州は重複を避けるため法人登記の社名を「TVQ九州放送(旧社名:TXN九州)」としている。ただ商標登録では、TVQ九州が「テレビ九州」も登録している。

出典

  1. ^ 山口新聞について”. 山口新聞. 2020年4月12日閲覧。
  2. ^ 沿革”. みなと山口合同新聞社. 2020年4月12日閲覧。
  3. ^ 沿革 みなと新聞について”. みなと新聞. 2020年4月12日閲覧。
  4. ^ 加盟社・契約社一覧”. (一社)共同通信社. 2020年4月12日閲覧。


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