名鉄広見線 運行形態

名鉄広見線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/04 19:04 UTC 版)

運行形態

日中の運行パターン
列車種別:   快速特急   特急   急行   準急   普通
No. 接続先 名鉄名古屋 枇杷島分岐点 岩倉 犬山 新可児 御嵩 本数
(毎時)
備考
名本線 犬山線 広見線
1 豊橋 →新鵜沼 2本 上りが特急、下りが快速特急。犬山で 3 と連絡。
2 中部国際空港 (各停) →新鵜沼 2本 犬山で 3 と連絡。
3 - 2本 犬山で 1・2 、新可児で 4 と連絡。
4 - 2本 新可児で 3 と連絡。
5 河和・内海 →新鵜沼 2本 犬山で 6 と連絡。
6 - 2本 犬山で 5 と連絡。

運行形態は新可児を境に分断されている。

犬山駅 - 新可児駅間

上りの朝の一部を除いて普通のみの運行。新可児駅までは6両まで入線可能。この区間の途中駅はすべて相対式ホーム2面2線となっており、新可児方面行きが1番線、犬山方面行きが2番線である。 2024年3月16日のダイヤ改正まで中部国際空港駅始発の準急で6両で運転していた列車は、犬山駅で名鉄岐阜駅寄りの2両を切り離していたため、広見線へは基本的に4両で入線していた。ただし、2008年12月改正時点では平日に限り、昼以降の時間帯でも一部の列車は6000系列の6両編成で運転されていた。なお、この場合は豊橋駅、中部国際空港駅方(当線内では新可児駅方)に2両編成が連結[注釈 3] されていて、犬山駅での切り離しは行われなかった。朝ラッシュ時、夕方、休日は線内折り返しの普通列車も4両編成となっていた。

2008年12月27日のダイヤ改正時には、特急の間合い運行として2200系・1700系(当時)を使った犬山発普通新可児行きも休日朝に1本のみ設定された。これは従来新可児駅まで回送列車として運行していたものを客扱いするようにしたものである。広見線での一部特別車特急用車両の間合い運用はこれが初めてである。間合い運用は2023年3月18日のダイヤ改正時に消滅している。

ミュースカイ

平日の朝のみ新可児発中部国際空港行きのミュースカイが2000系4両編成で2本運行されている。犬山駅で新鵜沼発の列車と併結して、犬山駅から中部国際空港駅までは8両で運行されている。停車駅は新可児駅から西可児駅までの各駅と犬山駅であり、善師野駅富岡前駅は通過する(2003年までは可児川駅を通過しており、さらに1983年までは西可児駅も通過していた)。なお、犬山駅で進行方向が変わるため、特別車の座席が犬山線・名古屋本線・常滑線・空港線での向きに合わせて進行方向逆向きにセットされている。

2011年3月26日のダイヤ改正以降は、朝に中部国際空港行きを平日に2本、休日に1本運行され、夕方に新鵜沼・新可児行き(犬山駅で分割)を平日に5本、休日に4本運行されていた。2019年3月16日のダイヤ改正で平日朝のミュースカイが1本削減され、普通列車に変更されている。2021年5月22日のダイヤ改正で夕方の新可児行きのミュースカイの運行を終了した。(8両すべてを新鵜沼行きに変更したため。)また、休日の朝のミュースカイも運行を終了した[7]

夏の長良川花火大会などのイベント時には臨時に名鉄岐阜発新可児行きのミュースカイが運転されることがある(2012年以降は運転されていない)。この列車は名古屋を通らない珍しい特急である。広見線内の停車駅は定期列車のミュースカイと同様である。

普通

普通列車(6500系)

普通列車は昼間は毎時4本運転され、平日朝を除いてこの区間の折り返し運転となっている(うち2本は新可児駅で御嵩行きへは接続しない)。基本はワンマン対応の3500系9500系の4両か9100系の2両で運行される。

2024年3月のダイヤ改正前までは毎時4本のうち半数がこの区間で完結する列車(新可児駅で御嵩行きへは接続せず、犬山駅で新鵜沼駅発着のミュースカイ・急行に接続していた。また一部列車は列車番号を変えて名鉄岐阜駅または東岡崎駅まで延長運転されていた。時刻表上、各務原線へ直通する列車は2011年3月の改正後は朝の名鉄岐阜発新可児行き1本(名鉄岐阜駅から新鵜沼駅まで急行)のみであった。)、残り半数が犬山線を経由して名古屋方面と直通しており(大半は犬山駅で種別が変わる)、常滑線空港線に直通する新可児駅 - 中部国際空港駅間の列車が30分間隔で運行されていた(犬山駅から名鉄名古屋方面は準急。新可児駅で御嵩駅発着の列車に接続)。2000年3月改正前は夕方に常滑線直通の代わりに豊橋駅発着の列車があった(犬山駅から犬山線・名古屋本線内は急行、一部は扶桑駅、栄生駅にも停車。布袋駅と前後駅(下りは新安城駅)で特急を通過待ち)。2011年3月のダイヤ改正時点では名古屋本線豊橋方面直通列車は平日の朝に伊奈行き(犬山駅から急行、東岡崎駅から準急)と吉良吉田行き(犬山駅から急行、新安城駅から普通)と国府行き(犬山駅から急行、矢作橋駅にも停車し東岡崎駅から準急)が各1本と鳴海行きが2本(犬山駅から急行)、休日の朝に上記の特急豊橋行きが3本走っていた。平日朝ラッシュ時は、新可児駅発の列車が犬山駅で新鵜沼駅発の列車と併結して犬山駅から8両で運転する列車が6本あった(ただし、終点まで8両で運転する列車は鳴海行き2本のみで、他の列車は途中駅で後方の車両(新鵜沼駅発の列車)が別の行先になる)。また平日の朝に西尾駅から1本だけ新可児行きが運転されていた(犬山駅まで急行)。平日朝ラッシュの新可児行きは時刻表上では多くが犬山駅発となっていたが、一部の列車は犬山止まりの列車や新鵜沼行きの列車から名古屋・新可児寄りの2両または4両が切り離されて運行されていた。

夜間20時台以降の新可児駅発の列車は休日20:14発を除いて犬山線へは直通せずにすべて犬山駅が終点となっており、御嵩駅発の列車から接続を受ける列車は犬山駅で同駅始発の準急中部国際空港行きに接続していた(いわゆる犬山駅で系統分割。特急へは接続しない)。

2003年ダイヤ改正以前の標準ダイヤでは常滑駅(当時空港線は未開業) - 御嵩駅間(一部新可児駅または明智駅止まり。犬山駅から急行)、犬山駅 - 新可児駅間(犬山駅で岐阜方面 - 河和駅内海駅間の急行に接続。一部御嵩行き)が毎時各2本走っていた。また2003年ダイヤ改正後 - 2008年12月ダイヤ改正前の標準ダイヤでは犬山駅 - 新可児駅間(犬山駅で岐阜方面 - 中部国際空港駅間の準急または岐阜方面 - 河和駅・内海駅間の急行・準急に接続)と中部国際空港発新可児行き(2008年6月29日ダイヤ改正前は平日の夕方は御嵩行き。犬山駅まで急行)と新可児発河和(内海)行き(2008年6月29日ダイヤ改正前は平日の夕方のみ御嵩発中部国際空港行き。犬山駅から河和行きと内海行きは急行、中部国際空港行きは準急)が毎時2本ずつ走っていた。

過去の種別

特急
可児川を渡る特急列車(2200系)

2023年3月18日のダイヤ改正までは、休日の朝のみ、新可児発豊橋行きの一部特別車特急が3本(1200系または2200系の6両)運行されていた。うち2本は犬山駅で2両増結して犬山駅から豊橋駅までは8両で運行されていた。停車駅はミュースカイと同様、新可児駅から西可児駅までの各駅と犬山駅であり、善師野駅富岡前駅は通過していた(2003年までは可児川駅を通過しており、さらに1983年までは西可児駅も通過していた)。なお、犬山駅で進行方向が変わるため、特別車の座席が犬山線・名古屋本線での向きに合わせて進行方向逆向きにセットされていた。

2008年12月27日のダイヤ改正より広見線での一部特別車の快速特急・特急が朝に運行され始めた。快速特急と平日の朝の特急は2011年3月26日のダイヤ改正まで運行されていた。

かつて昭和の終わり頃までは御嵩駅や八百津駅(2001年廃止)まで直通しており、八百津駅直通列車には蘇水湖号という愛称が、7000系白帯車(はくたいしゃ = 現在の特別車)を使用した列車には「日本ライン」号という愛称が付けられていた。新可児止まりとなってからも一部の列車は7000系が特急運用から撤退する1999年まで名乗っていた。西可児駅がリトルワールドのアクセス駅だった頃は「リトルワールド」号という愛称列車もあった。

かつては高速1000系または1600系による豊川稲荷行き(正月ダイヤの臨時特急のみ)や1600系による国府行きの全車特別車特急(犬山駅で新鵜沼方面からの列車を岐阜寄りに増結。2005年改正まで平日朝に1本のみ運転)なども運転されていた。

2008年までは夏の長良川花火大会などのイベント時には臨時列車として、全車特別車(1999年までは全車指定席)の特急が7000系白帯車や1000系の4両で運転された。また、引退が決まった7000系パノラマカーの謝恩イベントの一環として、2008年8月30日には、7000系元白帯車による臨時列車として特急「日本ライン」号が復活運転された。

急行

2011年3月26日のダイヤ改正で廃止され、広見線内で通過運転をする一般車のみの列車はなくなった。

急行は犬山線・各務原線に直通し、名鉄岐阜駅 - 新可児駅間に運転されていた。2008年12月27日のダイヤ改正以降は平日朝の新可児行き1本のみの運転であった。ミュースカイ・特急と同じく富岡前駅と善師野駅を通過し、西可児駅から新可児駅までは各駅に停車していた。2003年の改正前までは犬山線名古屋方面のほかにも御嵩駅まで(さらに昔は八百津駅へも)直通する列車もあった(新可児駅以遠は普通)。土曜・休日の運転は1998年4月6日のダイヤ改正で消滅し、以降は平日のみの運転となっていた。2008年6月29日 - 同年12月26日にはごく僅かな期間だったが5000系を使用した新可児発犬山行き(一部岐阜行き)の急行も平日の夜間に数本運転され、犬山駅で名古屋方面の一部特別車特急に接続していた。

新可児 - 御嵩間

ワンマン列車(6000系)

この区間は東濃鉄道→東美鉄道→名鉄東美線→広見線と何度か名称が変化している。開業以来、全区間が単線である。 2023年3月18日のダイヤ改正以降、新可児駅以外の駅はすべて単式ホーム1面1線を有するのみとなっており、この区間には1列車しか進入できない。そのため、すべての時間帯で1編成が区間内を往復するのみのダイヤとなっている。

2023年3月17日までは明智駅交換設備があり、上下列車の交換が可能であった。朝ラッシュ時と20時台の車両入れ替え時に上下列車の交換が行われていた。2008年6月までは、概ね名古屋方面に直通する列車と区間内のみ運転の列車が運行されており、そのうち名古屋方面に直通する列車の大半が明智駅で交換待ちをするダイヤになっていた。一方、区間内のみ運転の列車は新可児駅と御嵩駅での折り返し時間を短くすることにより(約4分)、先述の時間帯以外は交換を行わないようなダイヤになっていた。

昭和時代は特急・高速・急行も走っていた(いずれも途中の伏見口駅(現在の明智駅)にのみ停車。鬼岩公園への観光アクセス列車として7000系を使用した御嵩行きの列車には「鬼岩号」という愛称が付いていたことがある)が、現在は普通列車のみの運転である。昼間は毎時2本運転されており(平日の朝は4本走ることもある)、犬山・名古屋方面直通列車(一部をのぞいて中部国際空港行き)に接続している。新可児駅 - 御嵩駅間の所要時間は明智駅での交換無しで約11分である。

2008年6月29日のダイヤ改正で、犬山・名古屋方面との直通運転は無くなり、終日すべての列車が区間内折り返し運転となった。2003年3月27日のダイヤ改正時に名古屋方面との直通列車が大幅に削減されて以来(それ以前はレールバスが日中に走っていた時期をのぞき、終日ほとんどの列車が4両の常滑行きだった)区間内での折り返し運転が基本となっていたが、朝夕(主に平日)に犬山・名古屋方面との直通列車が残っていた。区間内折り返し(犬山行きを含む)列車は主に5300系や6000系・6800系による車掌乗務の2両、名古屋方面へ直通する列車は6000系・6500系や3500系・3700系3300系による4両で運転されていた。この区間はホームの有効長が短い(新可児駅・明智駅・御嵩駅は4両まで、顔戸駅御嵩口駅は2両まで)ため、顔戸駅と御嵩口駅では4両編成はドアカットを行い後ろ2両の扉が開かなかった。4両編成の列車はこのドアカットの関係で基本的に固定編成が使われていた。普段は三河線ワンマン運転を行っている7100系・7700系も5300系の代走としてたまに乗り入れていた。1800系や3100系も単独で区間内折り返し運用に就いていたことがある。現在御嵩方面へ向かう営業列車はすべて2両編成であり、新可児駅では2両対応の1番線にしか入線しない。

6月29日に明智駅と御嵩駅が無人化され、同区間は新可児駅を除いてすべて無人駅となった。新可児発10:14以降はワンマン運転を行い、新可児駅1番線に乗り換え改札口が設置されている。なお、これは初めてのワンマン化ではなく、過去にはこの区間でレールバスを運行していたので、2回目のワンマン化である。車両は蒲郡線を走っている6000系ワンマン改造車が1編成回されて使用されている。朝は3100系・3150系・9100系が1編成加わり2編成による運転で、運用が終わり新可児駅1番線に到着すると、いったん明智駅1番線(または2番線)まで回送され、折り返し新可児駅2番線へ戻り、犬山行きとなる。運転区間や所要時間、折り返し時間が短いこともあり6000系ワンマン改造車では「新可児」と「御嵩」の方向幕は使用せず白幕のままで、運転区間は貫通扉に縦書きで「新可児 - 御嵩」と書かれた行先系統板を差し込んで表示している(「普通」の種別幕は使用している)。車内で流れる自動放送は三河線や瀬戸線で使われている女声のものではなく、蒲郡線と同じ男声のものになっている(ただし、放送開始時のチャイムは鳴らない)。なお、午前10時より前は車掌が乗務し、すべての駅でホーム側(明智駅3番線を除き、御嵩行で左側)のすべての扉を開ける。このときは他の路線と同じく方向幕を使用することがあるほか、6000系ワンマン改造車は「ワンマン」の表示がないサボを併用する。検査の際など6000系ワンマン改造車の運用の都合がつかない場合は終日車掌が乗務する(この場合でも新可児駅1番線のホーム長の関係上6800系、3100系などの2両編成で運転され、4両編成にはならない)。 ワンマン改造車の入れ替えは基本的に1日1回、20時台に行われ、この時だけ入庫車両の御嵩発を11分(御嵩20:40発)繰り下げることで明智駅で列車交換を行い、入れ替わる。最終とその1本前の御嵩行きに使われた車両は運用終了後に新可児駅まで回送され、そこで夜間滞泊となる。

各駅には乗車位置の案内(御嵩行きが、新可児行きが黄色)、自動券売機(各駅に1台ずつ設置。タッチパネル式・磁気券による発券。この券売機で乗車駅証明書も無料で発行できる)、バックミラー(明智駅のみ新たに設置)などが設置された。乗車方法などは蒲郡線と同様の方式を採っている。明智駅・顔戸駅・御嵩口駅では前の車両のみドアが開き、乗車口(1両目の連結部に最も近いドア)と下車口(下車口は一番前)は各1か所に限られる。

なお御嵩駅は無人駅だが、終着駅・始発駅であるため容易に乗車できるようホーム側(新可児方面を向いて進行方向右側)のすべてのドアが開く。ただし車内放送で先頭車両最前扉から下車するように促している(しかし他のドアから下車する旅客もおり、その場合は下車後の旅客全員の乗車券を運転士が回収することが難しいため、御嵩駅の出口付近に乗車券回収箱も設置されている)。

manacaについては明智駅・顔戸駅・御嵩口駅・御嵩駅では利用できない。新可児駅の中間改札で処理をすることによって他線との直通利用は可能である。具体的には以下の手順で行う。

  • 明智駅 - 御嵩駅間から新可児駅以西へ利用する場合は乗車駅の自動券売機で乗車駅証明書を受け取り、新可児駅の中間改札そばの窓口で駅員がカードに乗車駅の記録を行う。
  • 新可児駅から乗車、または他線からの乗り換えで、御嵩駅までの各駅で下車する場合は、中間改札の係員に下車駅を申告し精算処理を受けてICカード精算済証を受け取り、下車する際に運転士(または車掌)に渡す。

2008年6月29日のダイヤ改正前には土休日の朝に犬山駅 - 新可児駅 - 明智駅間の運転が2往復あった(御嵩行きに接続なし)。さらに1995年までは明智駅で折り返して名古屋方面(主に常滑行き)に向かう列車やそれに接続する明智駅 - 御嵩駅間のみ運転の列車もあった(この場合も終点の明智駅で八百津線列車に接続)。

かつては主に名古屋方面直通列車として使われていた3500系、7000系、5500系などのほかにも、モ800形3400系3730系などの旧性能車、キハ10形・キハ30形といったレールバスも多数乗り入れていた。レールバスはかつて新可児駅 - 御嵩駅間や明智駅 - 御嵩駅間で利用者の少ない昼間時間帯を中心に多数運転されていて(単行が多かったが2両編成のときもあった)、晩年は2001年の八百津線廃止まで、車両交換と給油のため新可児駅 - 明智駅間を昼間に1往復のみ運行していた(八百津行きのみ学校前駅は通過)。この頃のレールバスによるワンマン運転は、乗車時に整理券を取り、運賃とともに運賃箱に入れる従来と同じ方式であった。

2005年1月28日まで存在した学校前駅は、日中の普通列車の約半数が通過していた。

2009年5月16日、7000系が臨時列車として久々に御嵩駅まで乗り入れ、雨の中、多くのファンが訪れた。また、7月5日と7月20日にも非公式ではあるが臨時列車として再び御嵩駅まで乗り入れている。

2011年5月15日に「かも1グランプリ in 御嵩」が開催されるにあたり、昼間にこの区間の列車が増発され、15分間隔で運転された。この区間の昼間の増発は平成以降はほとんど行われておらず、かなり珍しい。

2021年5月22日のダイヤ改正からは定期運用として、6000・6800系ワンマン非対応車に代わり、3100系・3150系・9100系が朝に御嵩駅まで乗り入れるようになった。なお、3100系と3150系は2008年6月の系統分離以降、年に数回代走で御嵩駅まで乗り入れたことがある。

2023年3月18日のダイヤ改正より、明智駅の交換設備が廃止され、新可児駅 - 御嵩駅が1閉塞となった。これにより1本の列車しか入れなくなることから朝ラッシュも毎時2本程度に減便となった。車両も検査や事故などで離脱しない限り終日入れ替わらず6000系のワンマン列車のみとなっている。同時に、御嵩行きと新可児行きの乗降口がいずれも御嵩駅方を向いて左側に統一され、この区間では右側のドアは使用されなくなった。


注釈

  1. ^ 広見町は1955年に今渡町などと合併して可児郡可児町となり、可児町は1982年にそのまま市に昇格した。新可児駅は市制施行後駅名を改名したもので、改名前の旧名称は広見駅、のち新広見駅であった。
  2. ^ ダイヤ改正は3月18日だが、改正前の休日ダイヤは3月12日が最終日
  3. ^ 通常は犬山駅、名鉄岐阜駅方に2両編成が連結されていた。

出典

  1. ^ a b c d 徳田耕一『名古屋鉄道 今昔―不死鳥「パノラマカー」の功績』交通新聞社〈交通新聞社新書〉、2017年8月、172頁。ISBN 978-4330819174 
  2. ^ “広見線存廃で名鉄が打診”. 岐阜新聞. (2007年12月12日). オリジナルの2010年8月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100817012716/https://www.gifu-np.co.jp/blog/tetsu/2007/12/12/187 2021年10月12日閲覧。 
  3. ^ “新可児―御嵩、通勤は電車より車?定期代半額実験、苦戦”. 朝日新聞. オリジナルの2010年11月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20101114142229/http://www.asahi.com/travel/rail/news/NGY201011110019.html 2021年10月12日閲覧。 
  4. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、996頁。 
  5. ^ 「名古屋鉄道 広見線が全線複線化」『交通新聞』交通協力会、1970年3月6日、1面。
  6. ^ 清水武、田中義人、澤内一晃『名古屋鉄道の貨物輸送』フォト・パブリッシング、2021年、268頁。ISBN 978-4802132701 
  7. ^ 5月22日(土)にダイヤ改正を実施します” (pdf). 名古屋鉄道 (2021年3月16日). 2021年3月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月12日閲覧。






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「名鉄広見線」の関連用語

名鉄広見線のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



名鉄広見線のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの名鉄広見線 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS