リュミエール【Louis Jean Lumiére】
読み方:りゅみえーる
[1864〜1948]フランスの映画機械の発明者・映画製作者。映画の父と呼ばれる。エジソンのキネトスコープに刺激され、兄のオーギュストと協力して、1895年に撮影機・映写機「シネマトグラフ」を発明した。「工場の出口」が映画の最初の作品とされる。他に「列車の到着」など。
ルミエール【(フランス)lumière】
読み方:るみえーる
《「リュミエール」とも》光。明かり。
リュミエール!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/02 13:25 UTC 版)
リュミエール! | |
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Lumière ! L'aventure commence' | |
監督 | ティエリー・フレモー |
脚本 | ティエリー・フレモー |
ナレーター | ティエリー・フレモー |
製作会社 | Centre national du cinéma et de l'image animée |
配給 | Ad Vitam Distribution |
公開 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
上映時間 | 90分 |
製作国 | ![]() |
言語 | フランス語 |
『リュミエール!』(フランス語: Lumière ! L'aventure commence)は、ティエリー・フレモーが監督して2016年に制作されたフランスのドキュメンタリー映画。オーギュストとルイ・リュミエールが撮映した108本の映画をモンタージュしたこの映画は、2017年のフランスで最も収益性の高い作品となった[2]。使用された108本の作品の中には、アレクサンドル・プロミオなど、リュミエール兄弟の下で各地に派遣された撮映技師たちが制作した作品も含まれている。
内容
テーマごとのグループ(起源、家族、パリ、1900年、世界 ...)別に沿って、ティエリー・フレモーのボイスオーバーの解説がつき、20世紀初頭の動画による記録であり、ルイ・リュミエールが獲得した映画技術が披露される(兄のオーギュストはしばしば俳優として登場する)。
マーティン・スコセッシが映画の最後に登場し、リュミエール兄弟の最初の映画である『工場の出口 (La Sortie de l'usine Lumière à Lyon)』を2016年3月19日に再現する。
公開と反応
公開前
この映画の暫定版は、2015年5月17日にカンヌ国際映画祭で[3]、2015年9月29日にリヨンの公会堂で[4]、2016年9月11日にはトロント国際映画祭で[5]、ティエリー・フレモーによるライブ・コメンタリー付きで上映された。
批評
この映画は、批評家たちから非常に肯定的な評価を受けた。この映画は、アロシネにおいて、19人のフランスの報道批評家によって評価される5つ星のうち4.7の平均評価を得た[6][7]。
興行収入
このドキュメンタリーは、125,000人の入場を記録したが、15,000ユーロという非常に低い予算(使用されたリュミエール映画はすでに修復済みであった)のおかげで、2,778%という非常に高い収益率を上げることができた。したがって本作は、雑誌『Première』が指摘するように、2017年の最も収益性の高いフランス映画となった[2]。
続編
本作の続編として、『リュミエール!リュミエール!』(フランス語: Lumière ! L’aventure continue)が、同じくティエリー・フレモーの監督により2019年に制作され、日本では2024年11月22日に公開された[8][9]。
脚注
- ^ “Lumière ! L'aventure commence”. 2020年1月6日閲覧。
- ^ a b “Quels sont les films français les plus rentables de 2017 ?” (フランス語). Premiere.fr (2018年2月26日). 2020年1月4日閲覧。
- ^ “Dimanche 17 mai, avant-première à Cannes des films Lumière restaurés” (2015年5月14日). 2020年1月6日閲覧。
- ^ Manon Dognin (2015年9月17日). ““Lumière, le film” à l’Auditorium le 29 septembre”. 2020年1月6日閲覧。
- ^ Eric Kohn (2016年9月1日). “Cannes Head Thierry Frémaux Will Offer Live Commentary For Lumière Documentary at TIFF — Exclusive Interview”. 2020年1月6日閲覧。
- ^ Critiques de presse
- ^ “L premier film de l'histoire du cinéma était-il une publicité?” (フランス語) (2017年1月31日). 2018年2月14日閲覧。
- ^ “Lumière, l’aventure continue” (フランス語). 2023年2月2日閲覧。
- ^ リュミエール!リュミエール!シネマトゥデイ. 2024年11月22日閲覧。
外部リンク
- Lumiere! - Trailer 『リュミエール!』予告編( Lumiere! - Trailer〜) - YouTube
- リュミエール! - allcinema
リュミエール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/03 09:30 UTC 版)
リュミエール (Lumière)は、フランス語で「光」を意味する単語。
- リュミエール兄弟 - 映画の発明者。「リュミエール」はフランス語での「光」に由来するわけではなく、ただの名字である。出身地の近くに「光」を意味するリュミエールという村があることから、村名が起源なのではないかという説もある。
- リュミエール (小惑星) - 小惑星帯の小惑星。名称は上記のリュミエール兄弟に由来。
- リュミエール (雑誌) - 1980年代に蓮實重彦が編集し筑摩書房より刊行されていた季刊の映画雑誌。名称は上記のリュミエール兄弟に由来。
- リュミエール! - 上項兄弟を題材とする、2016年公開のドキュメンタリー映画。
架空の人物
- テレビアニメ『スクライド』の小説作品『新しい盟約(ニューオーダー)』の登場人物。
- テレビアニメ『キディ・グレイド』『キディ・ガーランド』の登場人物。
- 神鳥の水の守護聖リュミエール - コンピュータゲーム『アンジェリークシリーズ』の登場人物。アンジェリークシリーズの登場人物#神鳥の水の守護聖リュミエールを参照。
関連項目
- ルミエール (曖昧さ回避) - 「リュミエール」同様にLumièreのカタカナ表記の1つ。
リュミエール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 09:48 UTC 版)
バルベス牧場で1年目に生まれた馬。カルバンにだまし取られ、連れ去られてしまう。カルバンに虐待まがいの調教を受け人間不信に陥る。ドーヴィル大賞典で2着に敗れた際、無謀な追い込みにより脚を骨折。レース後、コースに立ったバルベスの呼びかけにより正気に戻り、最後はバルベスが引き取り手厚い看護の末に安楽死処分となった。
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