ディアブロII 隠し要素

ディアブロII

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/07 23:31 UTC 版)

隠し要素

ディアプロ2ではいくつかの隠し要素が存在するが、本項ではバグによって引き起こされた挙動ではなく、あくまで意図的に仕組まれた物についてのみ記述する。

The Secret Cow Level
秘密のカウレベルは、モーモー牧場と名付けられた特殊エリアである。一度クリアした難易度において、特定のアイテムを集めて合成することで、モーモー牧場へ続く赤いポータルが出現する。
内部は巨大な平原が広がっており、二足歩行で武器を手に持ったホルスタインが無数におり、牛の鳴き声をあげながら襲いかかってくる。エリア内には、いくつかのユニークモンスターも出現するが、全て「牛」のみである。このレベルは、前作でCowをクリックできたことから「隠し要素で牛が大量に出現するCow Levelというステージがあるらしい」といううわさがファンの間で立ち、ファンサービスとして制作された[12]
HARDCORE
本当の人間と同様に命が1つしかないキャラクタを作成するモードで、それ以外は通常のゲームモードとまったく同等である。キャラクタ作成時に「ハードコア」を選択することで挑戦することができ、ハードコアキャラクタ同士でしか同じゲームに入れない。通常モードで集めた武具を持ち込んだり、その逆も不可能である。なお、死亡したハードコアキャラクタもアカウント上は残り、幽霊の姿でチャットロビーに参加することだけは可能。以前のパッチでは、ハードコアモードは一度エンディングを見るまでは選択できなかったが、現パッチでは最初から選択できるようになった。
チャットロビーの宝石
ネットワークモードのチャットロビーに表示されている宝石をクリックすると、宝石が活性化したり(GemActivated)元に戻ったり(GemDeactivated)する。しかし状態が変わったことによりゲーム本編には何らの影響も無く、あくまでお遊び要素である。
ディアブロクローン
ネットワークモード時のみ出現する隠し要素で、修正プログラムで追加された。プレイヤーの誰かが、ランダムで入手できるユニークアイテム「Stone of Jordan(ヨルダンの石)」をゲーム中の商人に売却すると、一定の確率でその時にネットワークモードでプレイしている同一サーバー上のユーザーのゲームに、通常のディアブロよりも格段に強力な「UberDiablo」[注釈 1])が出現するチャンスが発生するというもの。出現するとその旨がアナウンスされると同時に地震のような揺れが起き、ゲーム中に存在するスーパーユニークモンスターのうち一匹がディアブロクローンへと変化する。このモンスターは強力である反面、貴重なユニークアイテムを落とす。
特殊トリストラム
修正プログラムで追加された最高難易度レベルのイベントで、メフィスト・バール・ディアブロの魔王三兄弟をまとめて相手にする内容である。ゲーム難易度Hellの時にレルム上でのみ挑戦できる。
第一章の「伯爵夫人(The Countess)」が落とす「増悪の鍵」、第二章の「召喚師(The Summoner)」が落とす「恐怖の鍵」、第五章の「ニーラサック」が落とす「破壊の鍵」の3つを入手し、第五章の街でホラドリムの箱で合成すると出現する魔法のポータルに侵入するとボスが出現する。ポータルは3種類で、ランダムでいずれか一つがオープンする(同じゲーム内に同じポータルが開くことは無いので、3つ連続でポータルを作成すれば3種類が開く)。ポータル内のダンジョンのボスも3種類で、倒すことでそれぞれ「ディアブロの角」「バールの目」「メフィストの脳」を入手でき、この3つのアイテムを合成すると特殊トリストラムへの赤いポータルが開き、このレベルに挑戦できる。

注釈

  1. ^ 「Uber(ユーバー)」とは「超すっげえ」といったニュアンスであり、直訳すると「超ディアブロ」という意味合いを持つ。このディアブロは日本人には「ディアブロクローン」と称されている。

出典

  1. ^ 中村聖司 (2001年6月29日). “PCゲームレビュー 「DIABLO II:LORD OF DESTRUCTION」”. Game Watch. 2021年2月25日閲覧。
  2. ^ ディアブロ II リザレクテッド”. diablo2.blizzard.com. 2021年9月24日閲覧。
  3. ^ https://web.archive.org/web/20080406212829/http://www.capcom.co.jp/support/faq/platform_pc_general_001660.html
  4. ^ 電撃王 通巻116号』メディアワークス、2000年12月1日、56,57,58,59,頁。 
  5. ^ 『ディアブロ2 リザレクテッド』かつて味わった“地獄”を蘇らせる! その意気込みを開発者に聞く!”. 電撃オンライン. 2021年2月25日閲覧。
  6. ^ a b 『電撃王 通巻112号』メディアワークス、2000年9月1日、76頁。 
  7. ^ a b c “[https://game.watch.impress.co.jp/docs/20010401/lod.htm 特別インタビュー 「DIABLOII:LORD OF DESTRUCTION」 プロデューサーChris Millarインタビュー]”. Game Watch (2001年4月1日). 2021年2月25日閲覧。
  8. ^ a b DiabloII:Lord of Destruction (1/2)”. ASCII.jp (2001年7月3日). 2021年2月25日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g h 板東 篤 (2015年12月24日). “東京レトロゲームショウ2015:第33回 「Diablo II」で,ハック&スラッシュの醍醐味を再確認する”. www.4gamer.net. Aetas. 2021年2月25日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g h BLIZZARD ENTERTAINMENT開発者インタビュー”. pc.watch.impress.co.jp (2000年2月8日). 2021年2月26日閲覧。
  11. ^ a b c d e f ASCII. “DiabloII:Lord of Destruction (2/2)”. ASCII.jp. 2021年2月25日閲覧。
  12. ^ Diabloシリーズが20周年だから,初代「Diablo」の再現ダンジョンで遊びつつ当時を振り返ってみた”. www.4gamer.net. Aetas (2017年1月21日). 2021年2月25日閲覧。
  13. ^ a b c d e f Diablo 2:古典的名作を作るための人的コスト”. jp.gamesindustry.biz. Aetas (2020年8月25日). 2021年2月25日閲覧。
  14. ^ 遂に発売!「Diablo II」、秋葉原では深夜販売に長蛇の列”. PC Watch (2000年7月1日). 2021年2月25日閲覧。
  15. ^ 約1000人が深夜の秋葉原に行列――『Diablo II』、始動”. ASCII.jp (2000年7月1日). 2021年2月25日閲覧。
  16. ^ a b オンラインRPGゲーム“Diablo II”、秋葉原で深夜発売”. ASCII.jp. 2021年2月25日閲覧。
  17. ^ DiabloII”. www.4gamer.net (2000年11月27日). 2023年7月17日閲覧。





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