スウェーデン国立図書館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/16 22:00 UTC 版)
国 | スウェーデン |
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創設 | 1661年 |
関係法令 | スウェーデン国立図書館についての政府認可文書[1] |
所在地 | ストックホルム |
座標 | 北緯59度20分17秒 東経18度04分19.75秒 / 北緯59.33806度 東経18.0721528度座標: 北緯59度20分17秒 東経18度04分19.75秒 / 北緯59.33806度 東経18.0721528度 |
分館 | 2 (視聴覚部門、Roggebiblioteket) |
収蔵情報 | |
収蔵品種 | 書籍、学術誌、新聞、雑誌、映画、音声録音、テレビ、ラジオ、写本、地図、写真、楽譜、エフェメラ、電子媒体 |
収蔵数 | 約2500万点。視聴覚素材は700万時間ぶん |
収蔵基準 | スウェーデン国内あるいはスウェーデン人が海外で制作した、または海外でスウェーデンに関して制作された、出版物、放送、記録 |
法定納本 | あり[2] |
利用情報 | |
利用資格 | 入館制限なし。貸し出しするには登録が必要で、18歳以上であること(視聴覚素材は研究目的以外でのアクセス禁止) |
貸し出し部数 | 135,187部(2009年) |
その他 | |
予算額 | 3億1100万スウェーデン・クローナ(2009年) |
館長 | Karin Grönvall(2019年 -) |
職員数 | 420名 |
ウェブサイト | 英語版公式サイト |
コレクション
コレクションは2000万点を越える。書籍のほかに、ポスター、写真、写本、新聞などがある。音響映像コレクションとしては、700万時間以上の録画/録音媒体がある。
人文科学の学術図書館でもあり、考古学、歴史、文学研究、美術史など様々な分野の海外の文献のコレクションがある。
外国語で書かれたスウェーデンに関する文献やスウェーデン人が海外で制作に関わった作品などを購入しており、そのカテゴリを suecana と呼ぶ。1990年代中ごろからフロッピーディスクやCD-Rといった電子媒体の収集も始めており、電子書籍、電子ジャーナル、ウェブサイト、その他の電子文書を収集している。
1953年、サンクトペテルブルクとモスクワからロシア語の文献を大量に購入。それらの書籍がストックホルムにスラブ語図書館を作る基盤となった。1964年にはモスクワのレーニン図書館との合意によってこの関係が強化され、両国の出版物を交換することになった。
法定納本
スウェーデンの法定納本法により、スウェーデンの出版社は個々の出版物について、国立図書館と他の6つの学術図書館に1部ずつ納本する義務がある。音楽、映画、テレビ、ラジオについても、コピーを国立図書館に送らなければならない。場合によっては放送素材のサンプルだけを提出すればよい。
スウェーデン語の出版物を収集する義務は1661年、スウェーデン枢密院大法官庁からの布告によって定められた。この法定納本は、スウェーデン国内のあらゆる出版者が出版物を配布する前に必ず2部を大法官庁に送ることを義務付けていた。そのうち1部はスウェーデン国立公文書館 (Riksarkivet) に行き、もう1部は国立図書館に送られた。これは、出版物を後世に残したいということではなく、内容を検閲するために行われた。
- ^ Förordning (2007:1066) med instruktion för Kungl. biblioteket - Svensk författningssamling (SFS) - SVERIGES RIKSDAG
- ^ Lag (1993:1392) om pliktexemplar av dokument - Svensk författningssamling (SFS) - SVERIGES RIKSDAG
- ^ Swedish ISBN Agency National Library of Sweden
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