ガサラキ
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スタッフ
- 企画 - サンライズ
- 原案 - 矢立肇、高橋良輔
- 監督 - 高橋良輔
- 助監督 - 谷口悟朗
- シリーズ構成 - 野崎透
- キャラクターデザイン - 村瀬修功
- ゲストキャラクターデザイン - 山形厚史
- メカニックデザイン - 出渕裕、荒牧伸志
- デザインワークス - 武半慎吾、兵頭敬、鈴木竜也、鈴木卓也
- 美術監督 - 池田繁美
- 色彩設計 - 岩沢れい子
- 撮影監督 - 土岐浩司
- 編集 - 鶴渕友彰
- 音響監督 - 浦上靖夫
- 音楽 - 蓜島邦明
- 音楽プロデューサー - 桜井裕子
- 企画プロデューサー - 小林真一郎、池口和彦
- プロデューサー - 金岡英司、高城一典、古澤文邦、小池経利
- 製作協力 - バンダイビジュアル
- 製作 - サンライズ、読売広告社、テレビ大阪
主題歌
- オープニングテーマ
- エンディングテーマ
-
- 『LOVE SONG』
- 作詞・歌 - 種ともこ / 作曲・編曲:新居昭乃
各話リスト
サブタイトル右記の和歌が正式名称(太字部分は劇中の画面表示に則して赤字で表記)。通常は略記を用いる。
話数 | サブタイトル | 和歌 | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 石舞台 | ただひとつ 嵬の嵬たる 証にと 石の舞台に 足打ち付けぬ |
野崎透 | 村瀬修功 | 谷口悟朗 | 玉川達文(キャラ) 重田智(メカ) |
1998年 10月4日 |
2 | 序ノ舞 | 千歳なる 淵の淀みに 風起こる さざ波渡る 水の序の舞 |
オグロアキラ | 吉本毅 | 寺岡巌 | 10月11日 | |
3 | 天気輪 | 雨風を 占いけるを 天気輪 明日を音に問う 心細さに |
山中英治 | 西山明樹彦 | ウエダヨウイチ(キャラ) 山根理宏(メカ) |
10月18日 | |
4 | 蜃気楼 | 現なる 時の流れの 間隙に 我身あやつる 蜃気楼みる |
竹田裕一郎 | 杉島邦久 | 鈴木竜也(キャラ) 鈴木卓也(メカ) |
10月25日 | |
5 | 接触(ふれあい) | 鎧われて 確(しか)とは見えぬ 君なれど たがいの傷に 接触(ふれ)た感あり |
小中千昭 | 谷口悟朗 | 吉本毅 | 寺岡巌 | 11月1日 |
6 | 操り人形 | 誘われて 地下迷宮に 再会す 想いは踊る 操り人形(パペット)に似て |
野崎透 | 米たにヨシトモ | 西山明樹彦 | ウエダヨウイチ(キャラ) 山本佐和子(メカ) |
11月8日 |
7 | 帰還 | そはミハル 想い残して 帰還する 心の闇に 棲(すく)う君の名 |
竹田裕一郎 | 細田雅弘 | 岡本英樹 | 寺岡巌 | 11月15日 |
8 | 火宅 | それぞれに 想いあふるる 三界の… 何処(いずく)も彼処(かしこ)も 火宅なりけり |
野崎透 | 工藤紘軌 | 吉本毅 | 玉川達文(キャラ) 吉田徹(メカ) |
11月22日 |
9 | 御蔵 | 仕舞われて 息を潜めし 古(いにしえ)の おもいは澱む 蔵の暗闇 |
小中千昭 | 杉島邦久 | 寺岡巌 | 11月29日 | |
10 | 骨嵬 | 骨嵬なる 胎内廻り闇廻り 数珠と連なる連綿の嵬 |
山中英治 | 西山明樹彦 | ウエダヨウイチ(キャラ) 山本佐和子(メカ) |
12月6日 | |
11 | 絆 | 行き行きて また塞がるる嵬の道 繋ぐ絆は如何に在りすや |
野崎透 | 吉本毅 | 鈴木竜也(キャラ) 鈴木卓也(メカ) |
12月13日 | |
12 | 綻び | 地を穿つ 火線極めて綻びぬ 積み重ねたる千年の禁 |
竹田裕一郎 | 細田雅弘 | 岡本英樹 | 寺岡巌 | 12月20日 |
13 | 旅立ち | 旅立ちに 後 振り向いて 今一度 捨てる人をば 父さんと呼ぶ |
野崎透 | 杉島邦久 | 門智昭(キャラ) 大塚健(メカ) |
12月27日 | |
14 | 同行(どうぎょう) | 綾かなる 過去へ向かいし 嵬の道 同行二人 病葉を踏み |
谷口悟朗 | 西山明樹彦 | 玉川達文(キャラ) 吉田徹(メカ) |
1999年 1月10日 | |
15 | 閾(しきみ) | 嵬と嵬 閾に入りて 今ぞ見る 我が源の蒼き哀しみ |
坂本郷 | 吉本毅 | ウエダヨウイチ(キャラ) 山本佐和子(メカ) |
1月17日 | |
16 | 宿業 | 我を灼く 宿業の火や 古都の空 修羅と染め抜き 夜叉と照り映え |
鈴木竜也(キャラ) 鈴木卓也(メカ) |
1月24日 | |||
17 | 混沌 | 混沌の アジア極まる 十字路で 過去と今とを 負いて佇む |
谷口悟朗 | 西山明樹彦 | 寺岡巌 | 1月31日 | |
18 | 裏窓 | 滾りたつ 世に背を向けて 裏窓の ガラスの曇り 頼みて潜む |
竹田裕一郎 | 工藤紘軌 | 岡本英樹 | 新保卓郎(キャラ) 中田栄治(メカ) |
2月7日 |
19 | 慟哭 | 義にて逝く 人の最期を 目に刻む 暗き海原 慟哭を吸い |
野崎透 | 杉島邦久 | 門智昭(キャラ) 大塚健(メカ) |
2月14日 | |
20 | 動乱 | 動乱の 時代のうねりの 直中で たった一人の 面影を追う |
小中千昭 | 工藤紘軌 | 岡本英樹 | 玉川達文(キャラ) 吉田徹(メカ) |
2月21日 |
21 | 疾走 | 追って 追う 全ての法を 踏み越えて 疾走(はし)る心の 赴くままに |
野崎透 | 谷口悟朗 | 吉本毅 | ウエダヨウイチ(キャラ) 山本佐和子(メカ) |
2月28日 |
22 | 権化 | 向き合いて 想い投げ合い それと見る 捕らわれし心 権化とぞなる |
工藤紘軌 | 新保卓郎(キャラ) 中田栄治(メカ) |
3月7日 | ||
23 | 無間 | 我が叫び 無間の闇に 立ち竦む 凍る心に 響きあれかし |
杉島邦久 | 鈴木竜也(キャラ) 鈴木卓也(メカ) |
3月14日 | ||
24 | 句読点 | 激しくも 哀れ空しい 句読点 撃ちてし止まむ それぞれの秋(とき) |
荒牧伸志 | 西山明樹彦 | 門智昭(キャラ) 大塚健(メカ) |
3月21日 | |
25 | 餓沙羅 | 餓沙羅なる 遙けき便り 打ち捨てむ そは呪われし 回文にして |
吉田徹 谷口悟朗 |
吉本毅 | ウエダヨウイチ | 3月28日 |
関連商品
映像ソフト
バンダイビジュアル発売。
- VHS・LD・DVD(1999年1月25日 - 9月25日、全9巻)
- DVD-BOX(2004年6月25日、全25話収録)
- 2010年12月22日に“ EMOTION the Best ”シリーズとして「ガサラキ DVD-BOX」が発売。仕様は封入特典が無いこと以外は概ね2004年版DVD-BOXに準じる。ボックスアートは村瀬修功の描き下ろし新作イラストに変更されている。
CD
- 音楽CD
- MESSAGE #9(1998年10月21日)マキシシングル
- LOVE SONG(1998年10月21日)
- 餓沙羅鬼伝承音楽I(1998年12月2日)オリジナルサウンドトラック
- 餓沙羅鬼伝承音楽II(1999年3月3日)オリジナルサウンドトラック
- メトセラの七つの刻印(1999年2月3日)イメージアルバム
- ドラマCD
- 餓沙羅鬼見聞録CD1「風の記憶 砂の伝承」(1998年11月21日)未来編。本編から3000年後の物語。
- 餓沙羅鬼見聞録CD2「天の人 海の民」(1998年12月19日)古代編。卑弥呼の時代の物語。
- 餓沙羅鬼見聞録CD3「人、嵬」(1999年2月24日)平安末期編。第15・16話とは異なる時代の物語。
- 餓沙羅鬼見聞録CD4「出発(たびだち)」(1999年4月7日)近未来編。最終話の後日談。
小説
- I 戦術甲冑(タクティカル・アーマー)(1999年4月1日 ISBN 4-04-420001-7)
- II 傀儡子(くぐつ)(1999年6月1日 ISBN 4-04-420002-5)
- III 接触(ふれあい)(1999年8月1日 ISBN 4-04-420003-3)
- IV 未来(あした)(1999年9月1日 ISBN 4-04-420004-1)
- 角川スニーカー文庫 原案:矢立肇、高橋良輔 著:野崎透
- カバーイラスト:村瀬修功 口絵イラスト:出渕裕 本文イラスト:武半慎吾(全巻)、深野洋一(I - III)、村瀬修功(IV)
- ガサラキ 村井中尉(ムラチュー)の決心(角川mini文庫 1999年7月 ISBN 4-04-700281-X)
- 原案:矢立肇、高橋良輔 著:野崎透
- イラスト:植田洋一
- DEAD POINT―死点(スーパーダッシュ文庫 全2巻、2000年7月 - 8月、原作:高橋良輔 イラスト:吉原昌宏)
- 京浜静脈瘤や日本のベギルスタン派兵問題など、本作と設定・世界観を共有するシェアード・ワールド作品。後の『FLAG』に繋がる要素を多く含んでいる。
- アニメ版と小説版の違い
-
- 現代編
-
- ユウシロウと憂四郎の両存在について、小説では詳しく書かれている。
- アニメではほぼ省略されたミハルがシンボルに拾われた経緯について、小説では詳しく書かれている。
- アニメでは憂四郎とミハルの接点は無かった。一方、小説では豪和乃三郎による実験でTAに乗っていた憂四郎と、そこへメスの意向で現れたフェイクに乗ったミハルとが戦闘を行っている。
- アニメではベギルスタン共和国で行われたシンボルによるナダの実験での大爆発を発端に、その後の多国籍軍の侵攻、特務自衛隊教導団第3実験中隊の派兵、及びユウシロウとミハルの出会いへと繋がった。一方、小説ではベギルスタン共和国のくだりは存在せず、アフリカにあると思われる政情不安なイリアスにてシンボルがナダの実験を強行したが、アニメのような大きな展開にはなっていない。
- アニメでは「関西方面」とされていたアジアン静脈瘤の場所が、小説では大阪であると明記されている。もっとも、アニメでも地図によって大阪であることが暗示されていた。
- 静脈瘤でのミハル。アニメでは感情を失って一言も口をきかなかった。一方、小説では普通にユウシロウや王と会話しており、更に同じ場所で暮らす徐という少女と友人関係にもなった。
- アメリカの穀物モラトリアム発表に端を発するアジアン静脈瘤の暴動鎮圧に、アニメではTA部隊が投入されたが、小説ではTAは登場せず空挺部隊が投入された。
- 平安編
- 平安編は小説では全体の4分の1ほどを占めているが、アニメでは25話中2話しかなく、内容の差異が激しい。
- アニメでは明らかにされていなかった渡辺党の領地が、小説では摂津国の一部であると明記されている。
- 骨嵬の神事が憂四郎によって破られた際。アニメでは渡辺競はその場で渡辺綱によって射殺された。一方、小説では後日改めて競と綱が軍勢を率いて合戦を行い、破れた競が射殺される。
- 競を殺害した綱。アニメではすぐに軍勢200騎、及び憂四郎と美晴の骨嵬を率いて京都に攻め上った。一方、小説では周辺の豪族や朝廷の討伐軍と何度も合戦を行い、実際に京都に攻め上ったのは骨嵬の神事からおよそ1年ほど経ってからで、更に軍勢は2000騎、率いた骨嵬も美晴のもののみである。また、討伐軍として侵攻してきた近江国の豪族は骨嵬を率いており、骨嵬同士の戦いも行われた。
- 三富。アニメでは女性ながら武将として綱に従って京都まで攻め上り、綱の死後は渡辺党の退却の指揮を執っている。一方、小説では武将としての扱いは全く無く、綱の暗殺に尽力しつつも綱の罠にはまって殺害される。
- 憂四郎。アニメでは骨嵬の神事を破った負い目から京都まで綱に従っていた。一方、小説では豪族や朝廷の討伐軍との合戦に参加することを何度か拒否するなど綱に反抗的な行動を最期までとる。
- 美晴。アニメでは兄の綱に従順な妹であった。一方、小説では自分を何度も戦に出す兄を徐々に憎むようになり、憂四郎との間に子を宿してそれが決定的となったが、兄に従って戦に出ることは止めなかった。なお、綱が京都へ攻め上るまで骨嵬の神事から1年ほど間があったのは、美晴の出産を待っていたためである。
漫画
ムック
- ニュータイプフィルムブックエクストラ ガサラキ【戦略装甲兵器解説読本】上(角川書店、1999年5月31日 ISBN 4-04-853050-X)
- ニュータイプフィルムブックエクストラ ガサラキ【戦略装甲兵器解説読本】下(角川書店、1999年8月20日 ISBN 4-04-853051-8)
ゲーム
- Tactical Armor Custom ガサラキ(プレイステーション、2000年1月13日、バンダイ)
- テレビアニメ最終話、及びドラマCD第4弾の数年後を描いた作品。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- ^ 新紀元社 『無限のリヴァイアス コンプリートアートワークス』93ページより。またキャラクターデザインの村瀬修功も同時期に別の仕事が入ったためそこまで深く関われなかったという。
- ^ 『アニメージュスペシャルGAZO Vol.3』「野崎 透(ガサラキ脚本)インタビュー」(徳間書店刊 1999年06月)
- ^ 『ガサラキ』LD 第9巻 解説書「野崎透vs高橋良輔 シリーズ終了特別対談」
- ^ 翻訳家の兼光ダニエル真は本作のビデオが、「ビルボード社による全米ビデオソフト販売数ランキング第10位を飾った」と述べている。
- ^ (株)太田出版刊『ボトムズ・アライヴ』 (オタク学叢書 Vol.4)P310
- ^ 米たに放送局 勇気ある誓いはココに 第12回(2006年03月16日)
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