エクリプス系 歴史

エクリプス系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 16:34 UTC 版)

歴史

エクリプス系は1703年にイギリスに輸入されたダーレーアラビアンを祖としている。ダーレーアラビアンは名馬フライングチルダーズを出したが、後世に父系子孫を残したのはその全弟で未出走のバートレットチルダーズであった。そのバートレットチルダーズのひ孫に有名なエクリプスがいる。エクリプスは18戦無敗で、種牡馬としても成功したが、同時期にヘロドとその息子ハイフライヤーがいたため一度もリーディングサイアーにはなれなかった。

エクリプスの系統はポテイトーズキングファーガスの2頭を中心に発展した。当初はキングファーガス産駒のベニングブローの系統が強く、1830年代にはヘロド産駒のハイフライヤー系に代わってサラブレッドの主流血統となったが、ポテイトーズの系統から出たタッチストンストックウェルの系統が次第に強くなり、ハイフライヤー系及びベニングブロー系はあっけなく滅んだ。19世紀末までにタッチストンとストックウェルの系統がサラブレッドの大半を占めるまでになった。

19世紀末から20世紀初頭にかけ、キングファーガス産駒であるハンブルトニアンの系統から出たセントサイモンが一時的に他系統を圧倒したものの、すぐに自壊し、20世紀中ごろ以降は前述のストックウェルの子孫であるファラリス系が拡大している。21世紀初頭現在、ファラリス系だけで全サラブレッドの9割を超える頭数を有している。日本では他にタッチストン系に属したアスコットエイトやアイソノミー系のホッカイペガサスなどが1980年代に活躍した。

流れ

サイアーライン


上記以外でエクリプス系に属する主な競走馬


ポテイトーズ傍系

バードキャッチャー傍系

ストックウェル傍系

ベンドア系

リーミントン系

キングファーガス傍系

マーキュリー系

ジョーアンドリュース系




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