イトマンスイミングスクール
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概要
かつて存在した総合商社イトマン(現・日鉄物産)により、ロート製薬社長・山田輝郎の個人運営だった山田スイミングクラブを引き継ぐ形で設立された。その際、大阪粉浜にあり不動産で経営に行き詰まった大阪スイミングクラブを引き継いだのが、大阪市住之江区粉浜西のイトマンスイミングスクール玉出校で、ナガセの傘下になるまで本スイミングクラブの本部となっていた。2018年(平成30年)3月時点で、直営校は34校、提携校は19校内受託校2校がある。
世界大会出場者(トップスイマー)を多く輩出しており、ジュニアの勢力も強い。東大阪(強化)校が選手育成に特化した校舎として開校しており、イトマン系列校に所属している全国の有力選手がここに集まっている。この東大阪(強化)校は日本水泳界を引っ張るトップレベル選手の育成の象徴的存在であり、長年にわたりオリンピック選手を輩出し続けている。近畿大学と実質的なつながりがあり、東大阪校に通う有名選手は、ほとんどが近畿大学の系列校に通っている。
2016年(平成28年)5月、東京多摩市に日本初のオリンピック仕様公認競技用プールAQIT(アキット)を立ち上げた。AQITは、民間スイミングスクールとして初めて長水路水深3mプールを備え、さらに世界で他に類を見ない独自の泳法解析システムをも有する、日本初のオリンピック仕様公認競技用プールである。この施設はイトマンスイミングスクールの選手のみならず、国内外の有力選手にも門戸を開く予定で、競泳界全体の「公器」として発展に大きく貢献することを目指すとしている。
イトマンスイミング内の全国大会イトマン招待水泳競技大会もあり、各種目にISIというイトマン独自の参加基準が設定されている。 ISIを突破した選手が、東大阪アリーナで泳ぐことができる。ジュニア選手たちにとって、イトマンは世界大会への第一歩になっている。
2021年(令和3年)9月現在、全国JOCジュニアオリンピックカップ水泳競技大会では、夏季大会は通算40勝、春季大会では通算35勝となっている。
2022年(令和4年)4月1日に前述のとおりイトマンスポーツスクールにおいてもイトマンスイミングスクールブランドを使用開始。これに伴い、両社のサイトは分かれているもののスクール検索においては各々の提携校および業務受託施設を除き、両社のスクールが双方のサイトから検索できるようになった。
固有名詞の分類
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