質量中心とは? わかりやすく解説

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しつりょう‐ちゅうしん〔シツリヤウ‐〕【質量中心】

読み方:しつりょうちゅうしん

物体質量がその点に集中しているとみなせる点。物体運動するとき、質点と同じ運動をし、重心一致する


重心

(質量中心 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/26 04:44 UTC 版)

重心(じゅうしん、center of gravity[1])は、力学において、空間的広がりをもって質量が分布するようなにおいて、その質量に対して他の物体から働く万有引力(重力)の合力作用点であると定義される点のことである。

なお、質量中心(しつりょうちゅうしん、center of mass)としばしば混同されるが、重力が一様でない場合には一致しない場合があるため、厳密には異なるものである。当記事では、特に断りのない限り、重心と質量中心を同じものとして説明する。

一様重力下で、質量分布が一様である(または図形の頂点に等質量が凝集している)とき、重心は幾何学的な意味での「重心」(幾何学的中心)と一致する(より一般の状況における重心は非一様場における重心英語版の項を参照)。

概要

吊り下げによる重心位置の関係

図形の「質量中心」は、そのまわりでの一次モーメントが 0 であるようなである。数式を用いて書けば、図形 D に対して、点 gD の重心であるとは、次が成り立つことである。

質量にあまり差がない2天体が共通の重心の周りを公転する(例えば、小惑星アンティオペの系)。
  • 質量にやや差がある2天体が共通の重心の周りを公転する(例えば、冥王星カロンの系)。
  • 質量にかなり差がある2天体が共通の重心の周りを公転する(例えば、地球の系)。
  • 質量に圧倒的な差がある2天体が共通の重心の周りを公転する(例えば、太陽と地球の系)。
  • 質量にあまり差がない2天体が共通の重心の周りを異なる楕円軌道で公転する(連星系など)。
  • 脚注

    注釈

    1. ^ 遠心力は「見掛けの力」であるため

    出典

    1. ^ 文部省 編『学術用語集 地理学編』日本学術振興会、1981年。ISBN 4-8181-8155-2 

    関連項目


    「質量中心」の例文・使い方・用例・文例

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