燃料消費性能とは? わかりやすく解説

燃料消費性能

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 05:33 UTC 版)

90式戦車」の記事における「燃料消費性能」の解説

10ZGの燃費性能定格燃料消費率234g/kWh(約172.1g/PSh)、最低燃料消費率226g/kWh(約166.2g/PSh)と技術研究本部の元研究官による雑誌記事において公表されている。 同雑誌記事では、10ZGの燃費性能を他の新型1,500馬力ディーゼルエンジン同一条件下にて比較した場合1990年代初期技術研究本部研究試作したターボコンパウンド搭載4ストローク多気ディーゼルエンジン定格燃料消費率200g/kWh、最低燃料消費率198g/kWh)や、1990年代前半登場したドイツMTU社製のMTU MT883 ka-500 4ストロークディーゼルエンジン(定格燃料消費率209g/kWh、最低燃料消費率198g/kWh)などより10ZGの燃費性能前述数値)はやや劣るとしている。 なおMTU社の公開資料によると、レオパルト2搭載されているMTU社製エンジン一つであるMB873の燃料消費率は約250g/kWh(1,500PS/2,600rpm時)、MT883の燃料消費率は220g/kWh(1,500PS/2,700rpm時。なお、燃料消費率数値は±5%の誤差があるとしている)となっている。 よって10ZGの燃料消費率はMB873に対してやや優れ、MT883にはやや劣ると考えられる8気筒型である8ZGの燃費性能は、全負荷最低燃料消費率191g/PSh(約259.7g/kWh)と公表されている。 90式戦車諸外国第3世代戦車比較して航続距離が低いとされることから10ZGエンジンの燃料消費性能が悪いという指摘があるが、同一条件下におけるエンジン単体燃料消費量前述数値の差程度である。 また、戦車種類によって車体重量燃料搭載量などの条件異なることに加えてメーカー、国、軍事機関などにより燃料消費率測定基準異なると考えられる以上、一概に航続距離数値をもってエンジンの燃料消費性能を論ずるのは適切ではない。

※この「燃料消費性能」の解説は、「90式戦車」の解説の一部です。
「燃料消費性能」を含む「90式戦車」の記事については、「90式戦車」の概要を参照ください。

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