為替スワップとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 為替スワップの意味・解説 

かわせ‐スワップ〔かはせ‐〕【為替スワップ】

読み方:かわせすわっぷ

スワップ取引2


為替スワップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 17:06 UTC 版)

為替スワップ(かわせスワップ、: foreign exchange swap または forex swap または FX swap)とは、外国為替取引において、直物と先渡(もしくは先物)を反対向きのポジションで両建てすること。その際、2通貨の金利差の推移に基づき、収益もしくは損失が発生する。[1][2]

通貨スワップとは2つの通貨を用いる取引という点で似るが、別物である。

用途

金融機関の為替予約への対応としての用途

用途の1つは、金融機関が顧客と為替予約として外国為替先渡取引を行った際に、金融機関側が為替相場変動リスクを避けるために、反対のポジションで直物のポジションを立てる。ただし、この方法は金利変動リスクが金融機関側に残るが、通貨を顧客に渡す日まで直物で両替した通貨を国債に変えると金利変動リスクも消える。

外貨調達としての用途[2]

たとえば、ユーロ圏の金融機関が直物の米ドル買い・ユーロ売り、先渡の米ドル売り・ユーロ買いという為替スワップ取引を行うことを考える。このような取引を用いれば、(相対的に)調達が容易なユーロさえ手許に用意すれば、米ドル資金を一定期間調達することができると言える。

またこうした取引は、上記例で言えば自国通貨のユーロを担保に米ドル資金を調達する有担保取引としての性格を有していることから、米ドル資金の無担保調達が制限されているような金融機関でも用いやすい。

脚注等

  1. ^ 為替スワップ”. 株式会社外為どっとコム. 2017年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月18日閲覧。
  2. ^ a b 為替スワップを利用した米ドル資金の調達コストの動向について(日銀レビュー; 金融市場局 安藤雅俊)”. 日本銀行. 2019年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月18日閲覧。

為替スワップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/09 09:34 UTC 版)

スワップ取引」の記事における「為替スワップ」の解説

直物為替と、反対方向先物為替とを組み合わせたスワップ取引をいう。

※この「為替スワップ」の解説は、「スワップ取引」の解説の一部です。
「為替スワップ」を含む「スワップ取引」の記事については、「スワップ取引」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「為替スワップ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「為替スワップ」の関連用語

為替スワップのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



為替スワップのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの為替スワップ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのスワップ取引 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS