復旧工事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 00:28 UTC 版)
福井県とJR西日本は、復旧に向けて2005年6月27日に工事協定を締結した。総工費は40億円にものぼった。橋梁復旧にはそのうちおよそ34億円を占め、約20億円は国、約10億円は県、JR西日本は約4億円をそれぞれ負担した。 2005年10月17日に復旧工事に着手し、2006年9月頃に橋脚が完成、2007年1月には橋桁の設置が完了した。2007年3月6日、JR西日本金沢支社は同年6月30日に一乗谷駅 - 美山駅間の運転を再開すると発表した。同年6月24日から25日にかけて線路切替工事を行って、営業運転の合間に試運転が行われ、同年6月30日、豪雨災害発生以来3年ぶりに全線復旧した。 橋脚は従来4 - 5本あったものを最低で1本に減らすなどして、河積阻害率を低下させている。架け替えた橋のうち、第1・4・5・7橋梁はトラス橋になった。流失しなかった第2・6橋梁は色が塗り替えられている。 水害から丸一年となる2005年7月18日には、当時の美山町獺ケ口(現在の福井市獺ケ口町)地係の「ごっつぉさん亭」入口に、崩壊した第7足羽川橋梁の橋脚と橋桁を基に作られたモニュメント「福井豪雨の記憶」が完成し、除幕された。また福井県立歴史博物館では、メモリアル展示「水害の記憶」として、被災したレールが被災した自動車と共に展示された。 復旧工事中の一乗谷駅 - 越前高田駅間の第1足羽川橋梁、手前が一乗谷駅方面(2006年7月8日) 完成した第1足羽川橋梁(2007年6月3日) 完成した越前高田駅 - 市波駅間の第4足羽川橋梁(2007年6月3日) モニュメント「福井豪雨の記憶」(2007年6月3日 福井市獺ケ口町)
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「復旧工事」の例文・使い方・用例・文例
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