盗掘事件復旧工事に伴う調査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 20:21 UTC 版)
「佐紀陵山古墳」の記事における「盗掘事件復旧工事に伴う調査」の解説
当時の復旧工事記録の大部分は宮内省本省にあったため、関東大震災で焼失したが、その記録のかなりの部分の写しを出土品の調査、整理にあたった京都大学考古学教室の梅原末治が手元に残しており、それが宮内庁書陵部に保管されている。また、出土遺物は復旧のさいに石室内に埋め戻されたが、写真や拓本、寒天型より作成された石膏模造品などにして残されている。復旧工事に伴う調査には梅原以外にも当時、東京帝室博物館(現在の東京国立博物館、当時は宮内省の管轄であった)に勤務していた和田千吉という考古学者も参加し、後円部頂上の埴輪を樹立した埋葬施設の復原図の試案なども作成していたという。
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