盗掘リスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 16:48 UTC 版)
イベントなどで埋設されるタイムカプセルの多くは耐久性とセレモニーで用いられるデザイン性の両立が考慮され、埋設管も含めて変質しにくい材料で堅牢な構造で、なおかつ上述の様に内容物の破損を防ぐため気密が長期間維持される様にしなければならない。カプセル本体についてはちょっとした大きさがあるものだとの材料としてだけでも数十キログラムからそれ以上の重量となり、素材としてアルミ・ステンレスなどの金属が用いられることも多い。また、熱容量などの関係からも安易に軽量化はできず見た目のサイズの割には重い物になりがちで、大型イベントにまつわるものでは数トン規模の重量になることもある。カプセル本体を保護する埋設管がある場合も同様の金属類が使われることが多い。 このため、金属価格が著しく高騰すれば、タイムカプセルの中身ではなく、タイムカプセルや埋設管の素材として用いられている金属類をスクラップにしての転売を狙った盗掘などのリスクも、管理者は考えなければならなくなる。
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