郵便局留
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郵便局留(ゆうびんきょくどめ)とは、差出人が指定した郵便局に郵便物等を一時的に留め置き、受取人が都合の良いときに窓口に出向いて受け取ることができる郵便制度である。単に、局留め・留置・留置きともいう[注釈 1][1]。
概要
特別な手続きや追加料金は不要で、差出人が郵便物等のあて名欄に受取を希望する郵便局の名前を併記するだけで利用できる[2]。全国ほぼ全ての郵便局を受取場所に指定できる(ただし、一部の簡易郵便局を除く[要出典])。
郵便物等が郵便局に到着しても、郵便局から連絡は来ない。追跡サービスが利用できない場合は、自分で頃合いを見て指定した郵便局に郵便物等を受け取りに行く必要がある[2]。
サービスの性質上、本人限定受取郵便・特別あて所配達郵便・保冷EMS郵便物については、内国郵便約款および国際郵便約款で郵便局留の利用が明確に制限されている[3][4]。また、チルドゆうパックや冷凍ゆうパック[注釈 2]を局留めとして送りたい場合、受取を希望する郵便局で保冷サービスの取り扱いがあるか(保冷設備があるか)事前に確認しておく必要がある[2]。なお、日本郵便以外の他社の宅配便やDM便を郵便局留にすることは当然できない。
郵便局留は差出人が郵便物等のあて名欄に受取を希望する郵便局を記入することで利用できるサービスなので、受取人側の希望により郵便局留に変更することはできない[2]。再配達時は郵便局での受取を指定できるが、ゆうパックを除いて初回配送は宛先の住所となる[注釈 3][5]。例えば、家族に見られたくない郵便物等がある場合、差出人が郵便局留を指定しないと、郵便局で受け取ることは基本的に不可能である。特に、自宅に郵送することで現住所の確認を兼ねている郵送物等や[6]、取引上のリスクを忌む場合は[7][8]、受取人が希望した場合でも郵便局留での発送を差出人が拒否することがある。
利用例
日本郵便の公式ホームページでは、以下のようなユースケースが挙げられている[2]。
- 仕事などの理由で、自分の都合の良いタイミングで受け取りたい場合
- 自分で注文した商品など、郵便物等のプライバシーを守りたい場合
- 自宅での対面受取りに不安を覚える場合
その他、大量の郵便物等の受取が発生するために、郵便局でまとめて受領したいという団体にもよく利用されている(例:受験願書[9]、懸賞応募葉書[10])。
利用方法
郵便局留での発送方法
局留め郵便物は宛先の書き方が若干特殊になるだけであって、それ以外の部分の書き方や差出方法は通常の郵便物と一切何も変わらない。このため、ポストに差出可能な普通郵便やレターパックを特別に窓口で差し出す必要はないし、窓口で局留めを希望する旨を申し出る必要もない。
ただし、日本郵便以外の他社から発送することはできない。また、下記の通り発送場所によって宛先の表記が若干異なる。
郵便ポスト・郵便窓口
以下の情報を付け加える[2]。
- 受取郵便局の専用郵便番号
- 受取郵便局の郵便局名(「○○局留」の形式)
コンビニエンスストア
以下の情報を付け加える[2]。コンビニエンスストアに併設された郵便ポストから差し出す場合は、#郵便ポスト・郵便窓口の例による。
- 受取郵便局所在地域の郵便番号
- 受取郵便局所在地域の都道府県名
- 受取郵便局所在地域の市区町村名
- 受取郵便局の郵便局名(「△△県□□市○○局留」の形式)
郵便局留での受取方法
指定した郵便局の郵便窓口(ゆうゆう窓口を含む)に行って局留め郵便物を受け取りに来た旨を告げ、氏名・郵便物等の種類(普通郵便、レターパック等)・個数を伝えれば、受け取ることができる。附番されていて、かつ分かる場合には、お問い合わせ番号も併せて伝える。
郵便局に到着した翌日から10日間経過しても受取がなければ、差出人に返送される。10日目が配送日でない場合は、翌配送日以降に返送される[3]。
郵便物等が局留めの郵便局に到着しても、郵便局からの連絡は原則として行われない[2]。追跡サービスが利用できる場合は、郵便局に到着したかどうかWEB等で確認してから受け取りに向かうことができる。
受け取る際には、運転免許証、個人番号カード、健康保険証等の、受取人本人の名前・住所が記載されている証明書の提示が必要になる[11]。
受け取ることができる時間は、その郵便局の窓口営業日および営業時間のみである。代引や着払の場合は、窓口でその料金を支払う。
不在届について
「郵便局留」と「不在届」はしばしば混同されるが異なる制度である。
| 郵便局留 | 不在届 | |
|---|---|---|
| 制度の内容 | 宛先に書かれた郵便局で受け取ることができる。 | 世帯全員のすべての郵便物等の配達を一時的に保留してもらえる。 |
| 手続き方法 | 差出人に依頼する。 | 郵便局で不在届を提出する。 |
| 受取方法 | 郵便窓口で受け取る。 | 配達される。 窓口受取は現在は禁止されている。[要出典] |
| 利用可能な郵便物 | 差出人が局留めを許可した郵便物のみ。 | 全ての郵便物等。 |
脚注
注釈
出典
- ^ “留置(局留め)の郵便物を、転送または配達してもらうことはできますか?”. www.post.japanpost.jp. 日本郵便. 2025年11月22日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “郵便局留・郵便私書箱 - 日本郵便”. www.post.japanpost.jp. 2019年10月10日閲覧。
- ^ a b “内国郵便約款”. www.post.japanpost.jp. 日本郵便. 2025年11月22日閲覧。
- ^ “国際郵便約款”. www.post.japanpost.jp. 日本郵便. 2025年11月22日閲覧。
- ^ “配達のお申し込み ご利用方法”. trackings.post.japanpost.jp. 日本郵便. 2025年11月22日閲覧。
- ^ “キャッシュカードを郵便局留めで受取ることはできますか?”. よくあるご質問. auじぶん銀行. 2025年11月22日閲覧。
- ^ “商品の宛先を郵便局(営業所)留めにすること(禁止されている行為)”. ヘルプセンター. メルカリ. 2025年11月22日閲覧。
- ^ “営業所止/郵便局留を利用したい”. www.1999.co.jp. FAQ - ホビーサーチ. 2025年11月22日閲覧。
- ^ “再送用ラベル”. 早稲田大学. 2025年11月22日閲覧。
- ^ “応募はがき” (PDF). 家族のお茶漬けキャンペーン. 丸美屋. 2025年11月22日閲覧。
- ^ “郵便局留や、不在時に受け取れなかった郵便物・荷物を郵便局の窓口で受け取る際に必要なものは何ですか?”. www.post.japanpost.jp. 日本郵便. 2025年11月28日閲覧。
関連項目
外部リンク
「局留め」の例文・使い方・用例・文例
- 局留めのページへのリンク
