伴銀河とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 伴銀河の意味・解説 

ばん‐ぎんが【伴銀河】

読み方:ばんぎんが

より大きな銀河周囲をまわる小さな銀河親銀河呼ばれる大きな銀河に、重力によって引きつけられ、その周囲公転する。我々の銀河系にも大マゼラン雲小マゼラン雲をはじめ、大小30個ほどの伴銀河が見つかっている。


伴銀河

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/24 04:06 UTC 版)

銀河系最大の伴銀河である大マゼラン雲

伴銀河(ばんぎんが, Satellite galaxy)は、重力の相互作用により、より大きな銀河の周囲を公転する銀河である。銀河は恒星、惑星、星雲等の互いに連絡し合わない多数の天体から構成されているが、それぞれの天体の重力の平均の場所に重心がある。

公転する銀河の組では、一方がもう一方に比べて極めて大きい時には、大きい方を「親銀河」、小さい方を伴銀河(または衛星銀河[1])と呼ぶ。両方が同じような大きさの時には、連星系を形成していると言う。なお、ほぼ同程度の質量を持つ銀河同士の合体をメジャー・マージャーと呼ぶのに対し[2]、伴銀河同士の合体をマイナー・マージャーと呼ぶ[2]

ある方向からお互いにぶつかった銀河は、崩壊し、融合し、引き裂かれたり、内部の天体を移転させる。このような状況では、一方の銀河の終わりと他方の始めを区別することは困難である。銀河のほとんどは空の空間であるため、銀河間の「衝突」は、必ずしも互いの中の天体同士がぶつかる必要はない。

銀河系の伴銀河

出典

  1. ^ 谷口義明 2004, p. 18.
  2. ^ a b 谷口義明 2004, p. 139.

参考文献

関連項目

外部リンク


伴銀河

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/11/22 07:31 UTC 版)

NGC 5005」の記事における「伴銀河」の解説

NGC 5005近隣渦巻銀河NGC 5033は、物理的な銀河対を形成している。この2つ銀河お互いに弱い重力的な影響及ぼしあっているが、潮汐力によって破壊されるほど近い位置にはいない。

※この「伴銀河」の解説は、「NGC 5005」の解説の一部です。
「伴銀河」を含む「NGC 5005」の記事については、「NGC 5005」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「伴銀河」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「伴銀河」の関連用語

伴銀河のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



伴銀河のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの伴銀河 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのNGC 5005 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS