XLink
読み方:エックスリンク
XLinkとは、XML文書中のオブジェクト間のハイパーリンク機構を提供する標準書式のことである。
XLinkは、HTMLとほぼ同様の機能を持つ「単純リンク」機能と、双方向の複数リンクを指定することで有機的にファイルが利用できる「拡張リンク」機能との2つのリンク指定機能を持つ。2001年6月にW3Cが勧告し、規格として確定した。
XML: | Webサービス WSDL XHTML XLink XML XML Master:Professional XML Schema |
XLink
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 01:29 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動XLink (XMLリンク付け言語、XML Linking Language) は、XMLドキュメント間のリンクを定義するための仕様である。W3C (World Wide Web Consortium) により2001年6月27日にXLink1.0の勧告が公開された。2006年12月現在、W3C勧告の最新バージョンはXLink 1.0である。また、2006年3月28日に、次期バージョンであるXLink 1.1が勧告候補となり、現在、勧告に向けての作業が進められている。
当初、W3C内では、XML Linking Working Groupという作業部会で、XPointer、XML Baseとともに仕様の策定が進められていたが、同作業部会は現在では活動しておらず、XLink関連のドキュメントはXML Core Working Groupによって保守されている。
また、XLinkはXHTMLで利用するには問題があることから、XHTMLの仕様を管理しているHTML Working Groupでは、HLinkという別のリンク仕様の策定が進められており、混乱を招いている。
特徴
XLinkは、HTMLのハイパーリンク(a要素)に似ている(だいたい、HTMLのa要素を汎用に調整したもの、と言える)。また、SGMLにおいても、HyTime(ハイタイム・Hypermedia/Time-based Structuring Language)と呼ばれる文書間をリンクするための規格が策定されており[1]、XLinkはHyTimeのうち特に重要な一部機構をXML上で実現する規格とも考えられる。
XLinkは、XMLドキュメント間のリンクを記述するものだが、HTMLのハイパーリンクに加えて、双方向のリンクが可能、ドキュメントと独立してリンクの記述が可能などの特徴を持つ。国際的に普及している標準仕様で、XLinkを採用しているものにXBRLがある。
脚注
外部リンク
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