標準的予防策
【概要】 院内感染の危険を減らすための隔離予防策のひとつ。感染の有無にかかわらず微生物が伝播する危険性を減らすための予防策で、血液汚染、体液汚染、創傷皮膚、粘膜が対象となる。「患者の血液・体液や患者から分泌排泄される湿性物質(尿・痰・便・膿)、患者の創傷、粘膜に触れる場合は感染症の恐れがある」とみなして対応する。
【詳しく】 東北大学病院の感染管理マニュアルに記された遵守事項は次の通り。(1)血液、体液、粘膜、正常でない皮膚に触れる場合は手袋を着用し外した後は直ちに手洗い。(2)血液や体液が飛び散るおそれがある場合は、エプロンやマスク、ゴーグルを着用。(3)血液や体液が床にこぼれた場合は、手袋やエプロンを着用し、次亜塩素消毒を行う。(4)感染性廃棄物を取り扱う場合はバイオハザードマークを使用し、分別~処理を確実に行う。(5)針刺し事故防止のためリキャップをせず直接廃棄する。
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