母子感染の診断
【診断】 出生直後に新生児のプロウイルスDNA(PCR)を、直後、1週、4週、24週に血漿HIV RNA検査する。直後にPCRが陽性のものは、子宮内感染が疑われる。直後にPCR陰性で、その後陽性に変わったものは周産期感染と考えられる。24週までPCR陰性のものは、感染を免れたものと診断される。母親からの移行抗体であるHIV抗体は通常消失に15ヶ月を要するので、18ヶ月以後に複数回陽性の場合は感染と考えられる。なお出生前診断は流産の危険性があるうえに感染を発生させる危険がある。

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