型割り線
射出成形、型鍛造などの金型の固定型と、可動方を開いて取り出された成形品の表面には、金型の分割面のあとが線となって残っている。一般にこの固定型と、可動型の分割間をパーティングライン(型割り線) という。パーティングラインは成形品の形状、寸法および離型性などを考慮して決定されるが、品質上、パリ、すれ、かじり、ぐいちなどの不具合点にも留意し、設計がなされる。とくに射出成形品は表面品質に大きく影響するので、製品設計段階から考慮する必要がある。
見切り線
ボンネット、ドア、トランク、フィラーリッド、バンパー、ランプ類などの、周辺部品の境界線のこと。開閉するものは通常4~5mmの隙がある。ふた物が開閉するとき、周囲のボディ側と干渉しないで、できるだけ隙を最小化するのがよい。隙が小さくて均一、平行かつデザインされた曲面にぴったり沿ったものは、高級感を醸し出す。隙が小さいと空気抵抗や風切り音の低減にも少し役立つ。バンパーとスカートを一体化して、見切り線をなくすることもいいことである。見切り線をよくみせるには、プレス成形Rを限りなくゼロに近づけることであり、そのためには高いプレス技術が必要。美しい見切り線は生産技術力のバロメーターである。
パーティングライン
(parting line から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 22:33 UTC 版)
パーティングラインとは、鋳造や射出成型などによって製作されたものに発生する出っ張り。
- 1 パーティングラインとは
- 2 パーティングラインの概要
「parting line」の例文・使い方・用例・文例
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