見切り線
ボンネット、ドア、トランク、フィラーリッド、バンパー、ランプ類などの、周辺部品の境界線のこと。開閉するものは通常4~5mmの隙がある。ふた物が開閉するとき、周囲のボディ側と干渉しないで、できるだけ隙を最小化するのがよい。隙が小さくて均一、平行かつデザインされた曲面にぴったり沿ったものは、高級感を醸し出す。隙が小さいと空気抵抗や風切り音の低減にも少し役立つ。バンパーとスカートを一体化して、見切り線をなくすることもいいことである。見切り線をよくみせるには、プレス成形Rを限りなくゼロに近づけることであり、そのためには高いプレス技術が必要。美しい見切り線は生産技術力のバロメーターである。
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