バリ (加工)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/16 01:05 UTC 版)
バリ(英語: burr[1])とは、材料を加工する際に発生する突起。「カエリ」とも呼ばれる[1][2]。
概要
フライス切削や穴あけ、研磨、旋盤加工などの切断・切削の際に、加工面に生ずる不要な突起をバリと呼ぶ。また、金型成型を行う際に、出来上がった成型品の金型合わせ目に位置した部分に生ずるパーティングラインの、突出が特に著しいものもバリと呼ぶ。
バリは、材料を加工する際に発生する、素材の残材部分である。機械加工では、バリが残っているとまっすぐに固定できない、部品を正しく計測出来ない、怪我や事故に繋がるなどの弊害が発生する。油圧装置の場合、内部に残っているバリが機器に混入すると故障の原因になり得る。このバリを除去する工程をバリ取り と呼んでいる。
バリ取りの作業には、やすりやリーマ、専用の工具(機械)などによって削り取る、潰す等の機械的な除去方法のほかに、化学研磨、電解研磨による除去方法がある[1]。
語源
「バリ」は、日本語ではなく、ぎざぎざ、いが、突起を意味する英単語「Burr」が語源である。 日本では1950年頃までバリは「カエリ」などと呼ばれていたが、1973年、アメリカで「Burr Technology」という言葉が使われ始め、やがて日本でも外来語のバリが定着した。
脚注
- ^ a b c “エッジドロップ/曲がり/ツイスト/バリ”. JIS規格用語集サイト. 2009年7月閲覧。
- ^ “カエリをすばやく正確に測定する方法”. キーエンス. 2024年1月23日閲覧。
関連用語
「バリ (加工)」の例文・使い方・用例・文例
- 最初にバリ島をあちこち回って,それからジャワを旅して回った
- 道路にバリケードを築く
- 入口にバリケードを築く
- せんべいをバリバリ食べる
- トムが私をバリに連れて行ってくれるという約束を果たしてくれるのを待っている
- 彼は反グローバリズムの主張者に非難を開始した
- エディは1980年来ビバリーヒルズに住んでいる
- ニュースバリューのある事件
- Xで肌のバリア機能を高めます
- 今回の改装で社屋が完全にバリアフリー化した。
- 新事業は、テクニカルバリューよりもカスタムバリューが上回ることが多い。
- その会社は証券会社としてネームバリューをもつ。
- ジアゼパムは米国ではバリアムとして扱われている。
- バーバリ生地製のバッグ
- 彼女は転んで新品のバーバリーのコートが泥だらけになった。
- グローバリズムの拡大
- ガンシップは空中でホバリングし、逃げ惑う市民を射撃していた。
- そのピザ屋はデリバリーもしてくれる。
- 警察はその通りにバリケードを設置した。
- グローバリゼーションの増大する重要さ
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