ミシブル攻法とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 産業 > 製造業 > 攻法 > ミシブル攻法の意味・解説 

ミシブル攻法

読み方みしぶるこうほう
【英】: miscible flood

増進回収法一種で、油層内の原油と完全に溶けあう(ミシブル状態を形成する流体圧入して、貯留岩微細孔隙{びさいこうげき中に残存する原油を採収する方法である。
ミシブル状態では両流体は一相になり、界面張力はなくなるので、毛細管圧力により原油取り残される現象生じないため、理論的に100 %原油採収が可能であるが、実際全体的な採収率原油圧入流体易動度比に大きく依存する。これは圧入流体ガス体であることから、油層流体原油)との粘度差、密度差が大きくなり掃攻効率低下するためである。易動度比を改善し掃攻効率上げ方法として、ガス交互圧入法がよく用いられる。ミシブル攻法は圧入流体との間で一相状態になる条件が油の性状により変わるため、メタン主成分とした高圧天然ガス圧入する高圧ガス圧入法、ガス中の C2 ~ C6 成分によりミシブル状態をつくるエンリッチ・ガス圧入法、比較的低い圧力下でミシブル状態になる炭酸ガス圧入する炭酸ガス圧入法( CO2 flood)などとさらに細分化される。また、最近では窒素ガスによるミセブル攻法研究されている。




ミシブル攻法と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ミシブル攻法」の関連用語

ミシブル攻法のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ミシブル攻法のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
JOGMECJOGMEC
Global Disclaimer(免責事項)
本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、 機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。 また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。 したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。 なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。
※Copyright (c) 2024 Japan Oil, Gas and Metals National Corporation. All Rights Reserved.
このホームページに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS