ガンマ線検層
【英】: gamma ray logging
坑井において、地層に含まれる放射性物質から放出される自然ガンマ線を連続的に測定する検層。 岩石(地層)には、ごく微量の放射性元素が含まれているが、岩石の種類によってガンマ線の強度に差がある。頁岩{けつがん}は通常、砂岩や石灰岩より強度が高い。したがって、砂岩層と頁岩層の判別や頁岩含有率の算定に利用される。検層曲線は SP 曲線に類似しているので、その代用として地層の対比にも供用される。また、鉄管内でも使用できるため、油層仕上げや改修時における深度チェックに利用される。一般的に他のツールとコンビネーションで使用される。最近、ガンマ線スペクトル検層が実用化された。これは、岩石中に含まれている 3 種類の放射性同位元素:カリウム(40K)、ウラニウム(238U)、トリウム(232Th)の含有率を連続的に測定することによって、より複雑な岩相の判別を可能にしたものである。 |

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