E環
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 21:42 UTC 版)
E環は、最も外側の環で、ミマスの軌道からレアの軌道にまで達する非常に幅広な環である。ほとんどが氷から構成される希薄なディスクであり、ケイ素や二酸化炭素、アンモニアも含まれる。他の環とは異なり、顕微鏡サイズの粒子から成り立っている。E環の粒子は、氷ではなく、塵、ガス、煙であり、2005年、その源は、エンケラドゥスの南極付近の氷火山の噴火により放出されたものであると確定された。 E環は、1966年、ウォルター・ファイベルマン (Walter Alexander Feibelman) が発見を報告し、D環と命名した。しかし、写真がきわめて微かだったため認められず、D環の名は、1970年に発見されたC環の内側の環に与えられた。その後、この環はパイオニア11号により存在が確証され、E環と名づけられた。
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