置換機構
【英】: displacement mechanism
置換機構とは、水攻法、ガス圧入法などにおいて、水あるいはガスが孔隙{こうげき}内の油と接触し、これを押し出す作用をいう。一般に、油層孔隙内の油を水、ガスで置換する場合、100 %置換することは不可能である。置換される油の割合(1-残存油飽和率 初期油飽和率)を置換効率(displacement efficiency)という。置換効率は、油層岩の濡れ性、孔隙の分布状況および油と置換流体の界面張力により変化する。具体的な評価方法としては、コア試験における相対浸透率測定がある。置換効率の決定は、水攻法、ガス圧入法による採収率の予測を行ううえで、容積掃攻率(volumetric sweep efficiency)とともに重要な要素の一つである。 |

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