繰延係数
【英】: deferment factor
利子率(貨幣の時間価値)の存在のために、将来の貨幣的収支の現在時点から見た価値は、時間あたりの利子率を所与としたとき、現在時間から当該将来の時点までの収支の繰り延べ(すなわち時間的遅れ、deferment)に相当する減価補正(割引)をする必要がある。当該将来の収支の名目金額に対するこの補正係数を繰延係数という。年間あたり利子率 r が与えられているとき、現在時点から t 年後の収支に適用すべき繰延係数 Dt は![]() で与えられる。将来の何年かにわたる貨幣収支の流れ(キャッシュ・フロー){Et:t=1、2、…n}についての見掛けの繰延係数(平均繰延係数:average deferment factor)D は次式で定義される。 ![]() |

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