ZXR400R
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 07:37 UTC 版)
ZXR400Rは1989年にZX-4からモデルチェンジし、TT-F3クラスのカワサキ・ワークスマシンZXR-4のレーサーレプリカとして発売されたZXR400のスポーツプロダクション仕様である。通常モデルのZXR400との違いは下記である。 エンジン系統:作動角の大きなカムシャフト(ハイカム)、クロスミッション 吸気系統:1990年のJ2モデルからFCR(FVKD) サスペンション系統:1990年のJ2モデルからフロント、リアともフルアジャスタブルサスペンション 外装:FRP製一体型シングルシートカウル 当時盛んであったTT-F3、SS、SPクラスのレースで活躍した。特にエンジンカテゴリーで250 cc 2STと400 cc 4STクラスが分かれてからは、400 cc 4STクラスで最強の呼び声が高い[誰?]。F3、SS、SPクラス向けのレーシングキットパーツは、今となっては希少な部品である。ZXR750、ZXR250は標準でラムエアシステムを採用していたが、ZXR400は採用していなかった。レーシングキットパーツでラムエアシステムを搭載させたレース仕様車のみラムエアシステムを搭載している。カラーはライムグリーンのみである。ZXR400同様、ZXR400Rも日本国外向けの輸出仕様がある。輸出仕様の後期型で65 PS/13000 rpm・3.6 kg·m/12000 rpmを発揮する。スポーツプロダクション仕様の輸出仕様は外見が国内仕様と同じであるが、スピードメータ等で見分けることが出来る。
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