ジップ‐プラスフォー【ZIP+4】
ZIP+4
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 16:50 UTC 版)
1983年、アメリカ合衆国郵便公社は「プラスフォーコード」とか「アドオンコード」、「アドオン」と呼ぶことも珍しくない「ZIP+4」と呼ぶ拡張 ZIP コード制度を使用し始めた。郵便公社のサイトでは ZIPコード検索サービス が用意されており、光学文字認識(OCR)に最も適した住所形式がそれで分かるようになっている。 ZIP+4 コードは 5 桁の配達区域内の住所地域を区別するため、基本の 5 桁のコードに 4 桁の数字を加えたものである。具体的には、街区、アパート群、大量に郵便を受け取る施設、そのほか郵便物の集荷と配送を効率的に行えるよう何らかの標識が望ましいと見なされたものが該当する。新しい形式を広く用いようとする当初の試みは、広範な抵抗に遭い、現在 ZIP+4 コードは必須とはされていない。通常、区分機(光学文字認識機)によって、郵便物の宛名書きから正しい ZIP+4 コードがほぼ即座に判定され、場合によってはさらに詳細なデリバリーポイント(配送地点番号)と共に、11桁の POSTNET バーコードが郵便物の表面にスプレーされる。 私書箱には一般的な(しかし不変ではない)決まりとしてそれぞれの私書箱に独自のZIP+4コードが付いている。アドオンコードは次のものの一つであることが珍しくない。私書箱番号の最後の数字4つの場合(例:PO Box 58001, Washington DC 20037-8001)、ゼロに私書箱番号の最後の数字3つの場合(例:PO Box 12344, Chicago IL 60612-0344)、あるいは私書箱番号の数字が4つ未満の場合は数字が4つになるように十分な個数のゼロを付ける(例:PO Box 52, Garrett Park MD 20896-0052)。しかし定型の決まりがないので、ZIP+4コードは私書箱ごとに調べなければならない。 郵便局長宛ての郵便物(消印を押すものと通常される)にはアドオンコード9998を、郵便局留めには9999を、料金受取人払い (en:Freepost) には別の大きい数字を使用するのが一般的である。(下記で述べる)独自の ZIP コードの場合、アドオンコードは通常 0001 である。
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