XmlSerializationReader.InitCallbacks メソッド

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

XmlSerializationReader.InitCallbacks メソッド

このメソッドは、.NET Framework インフラストラクチャをサポートします。独自に作成したコードから直接使用するためのものではありません。

SOAP エンコード済みの XML データに対応付けられているオブジェクトを取得するコールバック メソッドを初期化します。

名前空間: System.Xml.Serialization
アセンブリ: System.Xml (system.xml.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Protected MustOverride Sub
 InitCallbacks

Visual Basic (使用法)

Me.InitCallbacks

C#

protected abstract void InitCallbacks ()

C++

protected:
virtual void InitCallbacks () abstract

J#

protected abstract void InitCallbacks ()

JScript

protected abstract function InitCallbacks ()

解説

XmlSerializationReader のプロテクト メンバを使用するのは、想定では .NET Framework XML シリアル化インフラストラクチャ内で内部的に用いられる派生クラスのみです。

初期化時に、.NET Framework XML シリアル化インフラストラクチャは、XmlSerializationReader から派生する逆シリアル化用の一時クラスを動的に生成し、コンパイルします。この処理中に、.NET Framework は、XmlSerializationReadCallback デリゲートを実装する読み取りメソッドを生成します。この処理は、SOAP エンコード済み XML によってシリアル化されている、ルート要素ではない XML データ型と .NET Framework の型との間の特定のマップのために実行されます。この後、逆シリアル化時に、必要に応じて読み取りメソッドが呼び出されます。

一時派生クラスは、読み取りコールバック メソッドのインスタンスを作成し初期化するのに、抽象メソッド InitCallbacks を使用します。

XmlSerializationReadCallback のインスタンスを直接作成しないでください。

SOAP エンコーディングは、SOAP 1.1 仕様のセクション 5 に記述されています。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
XmlSerializationReader クラス
XmlSerializationReader メンバ
System.Xml.Serialization 名前空間