X線・遠紫外線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 15:05 UTC 版)
「AT2018cow」の記事における「X線・遠紫外線」の解説
2018年6月13日から発見当日の6月16日まで、インドの天文観測衛星アストロサットの硬X線撮像装置CZTIが取得したデータでは、硬X線での突発現象は確認できなかった。国際宇宙ステーションの全天X線監視装置のガススリットカメラも、5月1日から6月14日までの観測で、該当天域からのX線を検出していない。中国の硬X線変調望遠鏡(HXMT)『慧眼』の観測データでも、発見時刻の前後100秒で、顕著な信号は検出されていない。しかし6月19日に、ニール・ゲーレルス・スウィフトのX線望遠鏡XRTを向けたところ、X線が検出された。ガンマ線天文衛星INTEGRALやX線観測衛星NuSTARによる観測も行われ、6月下旬には強い硬X線が検出されていたが、7月上旬になると硬X線強度が低下し始めたとわかった。 AstroSatでは、2018年7月3日に紫外線撮像装置UVITによる観測も行っており、172nmを中心とする波長帯で、この時点でも17.6等の明るさを保っていたことが確認されている。
※この「X線・遠紫外線」の解説は、「AT2018cow」の解説の一部です。
「X線・遠紫外線」を含む「AT2018cow」の記事については、「AT2018cow」の概要を参照ください。
- X線・遠紫外線のページへのリンク