X線等級
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 10:38 UTC 版)
X線強度による等級は、現在最も広範に普及している太陽フレアの規模の指標である。太陽全面から放射されるX線強度の最大値によって、低い方からA, B, C, M, Xの5つの等級に分類されており、Xが一番強い。10倍ごと(1桁上がるごと)に1つ上の等級となる。各等級はさらに1-10未満の数字で区分され、これらを組み合わせて「C3.2」というように表される。例えば、X2フレア (2 x 10-4 W/m2)は、X1フレア (10-4 W/m2) の2倍の強度、M5フレア (5 x 10-5 W/m2)の4倍の強度であることを示す。Xクラスの上はないため、Xクラスの数字は10を超えることがある。 この値は、アメリカのGOES衛星が常時観測している大気圏外の波長100 - 800ピコメートルのX線の流束(単位:ワット毎平方メートル = W/m2)に基づく。 X線による太陽フレア等級等級100 - 800pmでの流束 [W/m2] 最大値A 10-8 - 10-7 B 10-7 - 10-6 C 10-6 - 10-5 M 10-5 - 10-4 X > 10-4
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