【USB】(ゆーえすびー)
Upper Surface Blowing.
かつて、飛行機の短距離離着陸性能を向上させる技術である「パワード・リフト」において試行された手法の一つ。
ジェットエンジンからの排気をフラップの上面に当て、コアンダ効果を利用して斜め下へと放散する。
これによって推力の一部が揚力に偏向し、より低速での離陸を可能とする。
しかし、巡航中も推力が偏向してしまい、速度性能や燃費に悪影響を及ぼすことが致命的な欠点とされ「失敗」の烙印を押されることになった。
実用化されたのはロシアのAn-72シリーズのみであるが、同機も近年の発展型ではUSB方式を廃止している。
関連:QSRA YC-14 An-72 飛鳥
アッパーサーフェスブローイング
(Upper Surface Blowing から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/16 01:43 UTC 版)
アッパーサーフェスブローイング (Upper Surface Blowing, USB) は、航空機の翼上面に気流を流して、揚力を増強する方法。(境界層制御) 一部のSTOL機で採用、または研究されている。
- 1 アッパーサーフェスブローイングとは
- 2 アッパーサーフェスブローイングの概要
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