Tin Symphony
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 03:30 UTC 版)
「2000年シドニーオリンピックの開会式」の記事における「Tin Symphony」の解説
参考和訳は「ブリキ交響曲」。オーストラリアにおけるヨーロッパ人の入植と、オーストラリアの発展について紹介した。 冒頭では、エンデバー号(を模した自転車)に乗ってオーストラリア東部沿岸を探検するキャプテン・クック、自然主義者のジョゼフ・バンクスと船員が、オーストラリアに到着する場面から始まる。船に積まれた小さな檻にはウサギが入れられている。クックがエンデバー号から花火を打ち上げ、開拓の始まりを示した。 多数のパフォーマーが、ブッシュレンジャーであるネッド・ケリーを模した衣装で、トタンや天水桶などアウトバックを象徴する道具を持ってグラウンドに現れた。そして、機械的な馬に似せた巨大な乗り物が現れ、やがて風車に変化した。木こりや鞭打ちのような道具でパフォーマンスを行う人もいた。また、歯車を模した傘を持ち、トタンの上でアイリッシュ・ダンスを行う人もいた。パフォーマーが中心に入り転がる巨大車輪も登場し、オーストラリアの産業の発展を象徴した。 曲が変わると、場内中央にスポットライトが当たり、そこではオーストラリアの農村の光景が紹介された。グラウンド中央にトタンで小屋が建てられ、家畜である羊が入っていると思わせる段ボール箱が大量に運び出された。しかし、中から登場したのは芝刈り機を持った農民で、芝刈りを行いながらグラウンドに五輪旗の人文字を作った。最後に再度巨大な機械の馬が現れ、少女がリンゴを与えた。
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