T-54B
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 22:47 UTC 版)
同様に、ソ連では特に区別されていなかったが、西側諸国でT-54Bと呼ばれる派生型が1957年に完成された。 砲がD-10T2Sに変更され、砲口のカウンターウェイトに代わってエバキュエーターが取り付けられた。この砲には横軸の制御を加えた新しい砲安定装置STP-2「ツィクローン」が装備された。なお、「ツィクローン」(циклонツィクローン)は、「サイクロン」のこと。しかしこの装置は、近年の戦車のように行進間射撃ができる程の性能ではなく、目標に対し大雑把に指向したのを砲手が微調整して照準するというレベルだった。また、砲塔下部にターンテーブルが設置され、装填手が旋回に合わせて動かずに済むようになった。 1959年からは暗視装置類が増備された。照準手用の赤外線夜間照準装置としてL-2「ルナー」(月の意味)プロジェクター付きのTPN-1-22-11が装備された。これは、砲のマスクと指揮官用夜間装置、指揮官キューポラに装備されたOU-3プロジェクターからなるシステムであった。 この他、水中航行能力を付与するための装備も増設された。燃料搭載量は1,212リットルに増加され、走行距離は430 kmにまで向上された。
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