Symphonies de L. van Beethovenとは? わかりやすく解説

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ラヴィーナ:ベートーヴェンの交響曲集

英語表記/番号出版情報
ラヴィーナ:ベートーヴェンの交響曲集Symphonies de L. van Beethoven出版年1873年  初版出版地/出版社Lemoine 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
交響曲第7番より終楽章 7分30秒 No Image

作品解説

執筆者: 上田 泰史 

 ベートーヴェン9つ交響曲は、19世紀から20世紀に至るまで、チェルニーリストフンメルシャルヴェンカカゼッラなど多く作曲家たちよってピアノ編曲作られてきた。ラヴィーナ以前主要な4手編曲チェルニーのものであろうチェルニー編曲19世紀前半技巧追求風潮反映しており、ピアノ特有の難技巧がしばしば登場する巧み演奏による効果意図したチェルニー編曲対し、ラヴィーナの編曲は、いっそう豊かな響き引き出せようになった当時ピアノ音響効果最大限生かそうとしている。
 ラヴィーナは、オーケストラ曲一曲残していない。それにも拘わらずベートーヴェンの交響曲スコアにすべて目を通しこれほど効果的な編曲作れるのは、普段からオーケストラ聴いていたからであろう1828年パリ音楽院演奏協会というオーケストラ団体設立され以来音楽院ホールでは20世紀までベートーヴェン交響曲毎年頻繁に演奏されていた。それゆえCDなど録音技術がなかった時代にも彼はこれらの作品集中して聴くことができたはずである。また、ラヴィーナは初見演奏達人であり、スコアピアノ演奏する技法教え伴奏科のクラスでも、若いころ難なく一等賞取っている。このことからも、彼がオーケストラ作品理解する能力きわめて高かったことが推察される。そもそも彼のピアノ書法自体がしばしばシンフォニックである。このあまりに有名なベートーヴェン作品についての詳しい解説不要であろう




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