SqlContext.WindowsIdentity プロパティ

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

SqlContext.WindowsIdentity プロパティ

メモ : このプロパティは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

呼び出し元の Microsoft Windows ID。

名前空間: Microsoft.SqlServer.Server
アセンブリ: System.Data (system.data.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Shared ReadOnly Property
 WindowsIdentity As WindowsIdentity

Visual Basic (使用法)

Dim value As WindowsIdentity

value = SqlContext.WindowsIdentity

C#

public static WindowsIdentity WindowsIdentity
 { get; }

C++

public:
static property WindowsIdentity^ WindowsIdentity {
    WindowsIdentity^ get ();
}

J#

/** @property */
public static WindowsIdentity get_WindowsIdentity
 ()

JScript

public static function get
 WindowsIdentity () : WindowsIdentity

プロパティ値
呼び出し元の Windows ID を表す WindowsIdentity インスタンス。クライアントが SQL Server 認証を通じて認証された場合は null 参照 (Visual Basic では Nothing)。

解説

SQL Server 内の共通言語ランタイム (CLR) コードは常に、プロセス アカウントのコンテキストで呼び出されます。コードから SQL Server のプロセス ID ではなく、呼び出し元のユーザー ID を使ってアクションを実行する必要がある場合は、このプロパティを通じて偽装トークンを取得する必要があります。WindowsIdentity オブジェクトを取得すると、呼び出し元はクライアントのアカウントを偽装し、そのクライアントに代わってアクションを実行できるようになります。

SQL Server の外側から呼び出した場合、NotSupportedException がスローされます。

このプロパティは読み取り専用です。

使用例

WindowsIdentity プロパティを使用した偽装の例については、SQL Server Books Online で偽装に関するサンプルを参照してください。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
SqlContext クラス
SqlContext メンバ
Microsoft.SqlServer.Server 名前空間