Splinter Cellとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Splinter Cellの意味・解説 

スプリンターセル

(Splinter Cell から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/04 19:18 UTC 版)

スプリンターセルシリーズ > スプリンターセル
スプリンターセル
Tom Clancy's:Splinter Cell
ジャンル ステルスアクション
対応機種 Xbox
Microsoft Windows
PlayStation 2
ゲームキューブ
ゲームボーイアドバンス
N-Gage
macOS
開発元 Xbox/Win:
UBIモントリオール
PS2/GC:
UBI上海
発売元 ユービーアイソフト
プロデューサー マチュー・フェルランド英語版
リード・シュナイダー
ディレクター フランソワ・クーロン
デザイナー ジェフ・ハッテム
ネイサン・ウルフ
クリント・ホッキング
シナリオ ジョン・トーマス・ペティ英語版
クリント・ホッキング
プログラマー アントワーヌ・ドデンス
音楽 マイケル・リチャード・プラウマン英語版
美術 ユーゴ・ダレール
人数 1人
発売日 Xbox/PS2: 200211182002年11月18日
200211292002年11月29日
200311272003年11月27日
Win:
200302182003年2月18日
200202222002年2月22日
200302282003年2月28日
GC:
200304082003年4月8日
200306062003年6月6日
GBA:
200304242003年4月24日
200306062003年6月6日
N-Gage:
200312052003年12月5日
200312102003年12月10日
Mac:
200409292004年9月29日
テンプレートを表示

スプリンターセル (Splinter Cell)は、フランスコンピューターゲーム開発・販売会社であるユービーアイソフトから発売されている、スプリンターセルシリーズの第一作である。日本ではWindows版が、日本語マニュアル付きで2003年2月22日に、完全日本語版が同年5月30日に発売された。その後、2003年11月27日Xbox版とPS2版が発売された。Xbox版のみ音声が日本語で吹き替えられている。欧米では他にゲームキューブゲームボーイアドバンスmacOSと様々なプラットフォームで発売されたが、本記事では日本で発売されたXbox、PC、PS2版に限って解説する。

スプリンターセル (Splinter Cell)とは、「目に見えないほど小さな破片」という意味。日本語版のキャッチコピーは「その男は、誰にも見えない。

概要

レッドオクトーバーを追え』や『トータル・フィアーズ』などで知られる作家トム・クランシーが監修した作品であり、スニーキングアクション「スプリンターセルシリーズ」の第1作である。

プレイヤーは、主人公サム・フィッシャーとして極秘任務を遂行していく。サムの目的は敵に発見される事なく目的を達成する事であり、敵に見つかれば当然攻撃されて増援も呼ばれるが、サム自身は超人ではない為、正面から敵の集団とやり合っても勝てる見込みは低い。一度見つかったらリカバリが利かないシーンも多く、いかに気配を消し、敵の目を欺き切るかが攻略の鍵となる。障害となる敵は視界に入らないように通り過ぎる他には、背後から気絶させる、遠くから射殺するなどで隠密に無力化しながら進む事になる。その為、作中では銃撃戦こそあるが、超人的な強さを持ったボスキャラクターは登場しない。また、気絶させた敵や死体は敵に発見されれば警戒される為、物陰や暗がりに隠しておく必要がある。サムの姿が監視カメラに映る、気絶させた敵や死体を発見されるなどで警報が鳴り、一つのミッション中に三回警報が鳴るとミッションは失敗となる。

同じステルスゲームである『メタルギアソリッド』と異なり、それぞれの舞台が独立したステージクリア制となっている。前述のように主人公も敵も超人ではなく、任務内容も最後まで隠密に済ませられるものがほとんどである。

本シリーズは「暗闇に潜む」という特徴があり、サムのいる場所が暗ければ暗いほど見つかりにくくなる。完全に闇に溶け込んでいれば、接触されるほど近付かれない限り発見されない。逆に明るい場所では遠くからでも発見されてしまう。マップ内の暗がりに潜む他、明かりを消す、もしくは破壊する事で能動的に闇を作り出す事ができる。サム自身は暗闇でも行動できるように、ナイトヴィジョン・ゴーグルサーマルヴィジョン・ゴーグルを常に装備しており、ボタン一つで着脱が可能である。しかし本作の敵は聴覚が敏感であり、例え暗闇の中にいても(騒音の響く部屋でもない限りは)下手に足音などの物音を立てればすぐに気付かれてしまう。また、一度発見されれば暗闇でも正確に狙われる為、発見されない事が第一となる。

バージョン2

ユービーアイ上海が開発したPS2版(および、海外GC版)は細かな変更点が多い。解像度は下がっているが、操作性やドアの一部が変更されていたり、敵兵が銃声に気付きにくくなっているなど調整が施されている。また、主題歌が無い代わりにプロローグムービーがある、Xbox版/PC版でカットされたステージが収録されている、ムービーの構図や演出が変更・追加されている、リアルタイムレンダリングムービーがプリレンダリングムービーに変更されているなど細かい差異が多い。それに伴い、ストーリーも大筋は同じながら若干の変更がある。日本版は吹替がされておらず、英語音声のみとなっている。

以降も欧米では、横スクロールの2Dアクションゲームに変更されたゲームボーイアドバンス版など、別のバージョンも発売されている。

ストーリー

プロローグ
2003年、アメリカ合衆国に脅威となる第三者のデジタル暗号化システム対策および機密漏洩防止のために、最新鋭の監視・戦闘技術を駆使し、敵のデータを盗み出しもしくは破壊する特殊部隊サードエシュロンが創設された。
2004年4月、グルジア共和国でアブハジアの分離独立主義者による同国大統領への自爆テロが発生。これを受け、政界・軍部の後押しによってグルジアの産業王コンバイン・ニコラーゼが無血クーデターによりグルジア新大統領に就任した。
同年10月、CIAはグルジア政界の内偵としてエージェントのアリス・マディソンを潜入させていたが、その彼女が突如行方不明になり、捜索に派遣されたエージェントのウィリアム・R・ブラウスタインまでもがその数日後に消息を絶った。エージェント2人の捜索任務が下されたサードエシュロンは、「スプリンターセル」と呼ばれる百戦錬磨のエージェントであるサム・フィッシャーを招集する。
2004年10月7日 アメリカ/訓練(Training)
招集されたサムは、この危険な一連の任務にあたる特殊工作員として適任か否かを示すべく、現地に向かう前にバージニア州のCIA訓練施設を訪れる。能力を示したサムはサードエシュロン局長にして旧知であるランバートの指示の下、ウィルキス[注釈 1]、グリムと共にグルジアに向かう。
2004年10月16日 グルジア/警察署(Police Station)
サムはエージェント2人の捜索の為、グルジア・トビリシの旧市街地に降り立った。まずブラウスタインの活動範囲を知るべく、地元の情報提供者トーマス・グルゲニッツェと落ち合う事になっていたが、彼のいるホテルは炎に包まれていた。グルゲニッツェはサムに情報を渡して間もなく事切れ、サムはそれを元に警察分署に向かう。署内の死体安置室では変わり果てた姿となったマディソンとブラウスタインを発見するが、その遺体から追跡用皮下インプラントが取り除かれていた。
2004年10月16日 グルジア/国防省(Defense Ministry)
警察分署の監視カメラの記録から、インプラントはヴァイシェスラブ・グリンコというロシア人傭兵により、グルジア国防省に持ち去られた事が判明した。グリンコはニコラーゼ大統領と深く関係しており、2人は国防省で会うという。サムはニコラーゼの秘密を探るべく国防省に潜入する。グリンコとフィリップ・マッセというプログラマーの会話を盗聴し、そこからニコラーゼのPCを調べた結果、グルジア軍が情報操作で世界を欺き、石油資源を掌握するべく隣国アゼルバイジャンへ軍事侵攻・虐殺の限りを尽くしていたことが発覚する。
2004年10月27日 カスピ海/油田施設(Oil Rig)
アゼルバイジャンへの侵略行為が公になり、NATOコーカサス地方への介入を開始し、グルジア軍はほぼ全てがアゼルバイジャンから撤退させられた。しかしニコラーゼは最高軍事顧問と共に姿を消し、またグルジア特殊部隊は巧妙に姿を隠し活動を続けており、その死守する拠点の一つがカスピ海の油田基地であるという。この基地は暗号化されたネットワークを用いてグルジアの大統領官邸と通信を行っているらしく、サムはそのデータを入手する為に油田基地に向かった。しかしほどなくNATO軍の攻撃が始まり、油田は戦場と化す。サムは戦闘をすり抜けてデータ回収に来た雇われ技術者を捕まえ、ノートパソコンを回収する。
2004年10月31日 アメリカ/CIA本部(CIA HQ)
油田基地から回収したデータにより、ニコラーゼのアメリカに対する攻撃計画を突き止める。それはCIAから機密が漏洩している事を示す証拠でもあった。しかしそれから間もなくニコラーゼはアメリカへの報復として大規模なサイバーテロを仕掛け、アメリカ全土は大混乱に陥る。サードエシュロンは内通者を突き止め、ニコラーゼの居場所を炙り出すべくCIAの本部へ潜入を試みる。情報のリーク元はミッチェル・ドゥアティというアナリストのPCと判明し、サムはドゥアティを拉致してCIA本部を脱出する。
2004年11月1日 アメリカ/カリナテック社(Kalinatek)
ドゥアティを尋問した結果、CIA本部に近いカリナテック社を介してニコラーゼに情報が流れていたことが判明した。既に敵にもこちらの動きが気付かれており、ロシアの傭兵部隊が証拠隠滅の為にカリナテック社を襲撃した。破壊される前に情報を手に入れるべく、サムはカリナテック社に潜入し、建物の中に隠れているイワンという技術者から暗号キーを受け取る。
2004年11月6日 ロシア/原子力発電所(Nuclear Power Plant) ※PS2版のみ
アメリカ軍兵士がニコラーゼ側に捕虜として捕まる一方、カリナテック社襲撃の件からロシアの関与が疑われるなど事態は混迷する。そしてカリナテック社で得た情報からニコラーゼが特殊な方法によって各地のテロリストのネットワークを中継していることが判明するが、シグナルはロシアのコラ半島にあるナデジュダ原子力発電所で途切れていた。サムはシグナルを追跡して発電所に潜入し、ニコラーゼが発電所の通信の隙間に信号を紛れ込ませていると突き止める。ロシアがニコラーゼに関与していない事実も確認するが、当のニコラーゼは拠点を移してテロ活動を続けていた。
2004年11月11日 ミャンマー/中国大使館(Chinese Embassy)
多国籍軍の必死の捜索にもかかわらずニコラーゼとグルジア特殊部隊の居場所を掴めない中、カリナテック社で得たデータによりニコラーゼがミャンマーにある中国大使館に逃げ込んでいた事を突き止める。しかしそれにより中国のニコラーゼへの支援が疑われた事でアメリカ・中国間の関係は危機的状況に陥ってしまう。サードエシュロンは、中国とニコラーゼの関係について裏付ける証拠を手に入れるべく、ミャンマーのヤンゴンに向かう。大使館の敷地に潜入したサムは、中国人民解放軍で強い影響力を持つコン・フェイロン将軍が館内でニコラーゼと電話している様子を盗聴。近くにあるムーク・ツォ・ボー食肉店で捕虜のアメリカ兵が処刑されるという情報を掴む。
2004年11月11日 ミャンマー/ムーク・ツォ・ボー食肉店(Abottoir)
ニコラーゼの情報テロを巡ってアメリカと中国の外交は悪化の一途を辿っており、火に油を注ぐかの如くニコラーゼはネット中継によって捕虜のアメリカ兵の公開処刑を予告するという暴挙に出た。中国の関与が疑われている状況でそのような事になれば戦争は避けられない。数時間という限られた時間の中、サードエシュロンは刑場であるムーク・ツォ・ボー食肉店へと向かう。食肉店では中国大使館から拉致された中国高官が拘束されており、ニコラーゼの支援はフェイロン率いる一部の過激派の仕業であって中国政府は関与していないと知らされる。サムはグリンコを倒し、アメリカ兵を救出する。
2004年11月11日 ミャンマー/中国大使館2(Chinese Embassy)
ニコラーゼに見放されたフェイロンは、完成間近な核兵器とともに大使館から逃げ出そうとしていた。アメリカと中国は未だ一触即発の状態にあり、この事態を解決するにはニコラーゼの支援に中国政府が関与していない証拠を掴むしかない。中国高官の言葉を頼りに、サムは再び中国大使館に向かう。執務室では自暴自棄になったフェイロンが自殺を図っていたが、サムは強制的にPCにアクセスさせる。中国の潔白を示すデータは手に入り、サムは脱出する。
2004年11月13日 グルジア/大統領官邸(Presidential Palace)
ニコラーゼの支援はフェイロンの独断であった事が明らかになり、アメリカと中国の関係は修復された。同時にニコラーゼのサイバーテロ部隊は排除され、グルジア情報危機は収束に向かっていたものの、首謀者であるニコラーゼの居場所は依然として掴めていなかった。その後、サムは中国大使館にて、ニコラーゼがグルジアの大統領官邸に「アーク」と呼ばれる謎の兵器の鍵を残しており、その回収のために大統領官邸に戻ってくることを知る。サムはニコラーゼとアークを排除し、この事件に真の決着を付ける為、大統領官邸に潜入する。アークの正体は超小型特殊核爆弾であり、その本体は既にアメリカのメリーランド州に設置されていた。グルジア新大統領ヴァーラム・クリスタヴィは官邸に特殊部隊を送り込んでニコラーゼとアークの確保を目論んだが、ニコラーゼは身の安全と引き換えにアークの場所を教えると申し出る。サムは特殊部隊の包囲を突破し、ニコラーゼを射殺して脱出した。
2004年11月19日 エピローグ
アークは無事に処分され、ニコラーゼの死はクリスタヴィ追放を企てたがために官邸警護隊に射殺された結果と公表される。こうしてグルジア情報危機は完全に解決を見た。自宅[注釈 2]でサラと一緒に大統領の演説中継を見ながら笑うサムだったが、そこにランバートから次の任務を知らせる電話が鳴る。

Xbox、Windows版ではこの他に追加ステージとしてコラ半島(日本未配信)、造船所潜水艦が配信されていた。

登場人物

声優は英語 / Xbox版日本語吹き替えの順。表記の無いものは担当者不明。

サードエシュロン

サム・フィッシャー(Sam Fisher)
声:マイケル・アイアンサイド / 玄田哲章
本シリーズの主人公で、アメリカ国家安全保障局内の秘密組織「サードエシュロン」に所属する秘密工作員(スプリンターセル)である。高い敏捷性を持ち、単独で潜入任務を行い、人知れずアメリカを、ひいては世界を危機から救う。アメリカ特殊作戦海軍Navy SEALs出身。どんな状況でもジョークを口に出来、且つ正確に状況を把握できる冷静沈着な人物だが、娘のサラには甘く、彼女が危険に巻き込まれたと知るや否や任務よりもサラの安否の確認を優先しようとするなど、娘に関しては冷静さを失い易い。また、仲間が命を落とせばその死を悼むなど、決して無感情な人物ではない。
アーヴィング・ランバート(Irving Lambert)
声:ドン・ジョーダン / 池田勝
サード・エシュロン局長。1961年生まれ。研究員、ハッカー、指揮官からなるサードエシュロンチームと実際に潜伏活動を行うエージェントの間を取り持つ人物。
アンナ・グリムスドッティア(Anna Grimsdottir)
声:クラウディア・ベッソ / 日野由利加
サード・エシュロンのリードプログラマー。30歳。作戦本部からサムを技術面、暗号面、データ面からサポートする。通称「グリム」。
ヴァーノン・ウィルキスJr(Vernon Wilkes, Jr.)
声:不明 / 高瀬右光
サード・エシュロンの一員且つ、NSAのエリートであり、警備、輸送の面でサムの任務を現地で補佐するサポート要員。37歳。しかし物語途中でサムを援護しようとして銃撃を受けてしまい、サムに看取られながら息を引き取る。その死にはサムもサラと電話する気にもならないほど消沈し、コーエンが会話の中で彼に触れた際には苛立ちを見せたほど。PS2版では死期が異なる[注釈 3]
フランシス・コーエン(Frances Coen)
声:不明 / 佐藤ゆうこ
サード・エシュロンの一員で、ユダヤ系の女性エージェント。殉職したウィルキスの後任としてサムのサポートに就く。『スプリンターセル パンドラトゥモロー』にも登場するが、『スプリンターセル カオスセオリー』では名前が出てくるのみ。

ニコラーゼの関係者

コンバイン・ニコラーゼ(Kombayn Nikoladze)
クーデターによりグルジアの新大統領に就任した人物。元々は製造業で富を得た「グルジアの産業王」と称されるカリスマ的な資産家で、大統領就任後も優れた政治的手腕でグルジア経済に奇跡を起こした事で国内外から高い評価を受けている。就任当初は西欧諸国と友好的な関係を築いていくと公言が、その本性は強い反米感情を持つ策謀家。裏では密かにアゼルバイジャンに侵攻して石油資源を強奪しており、潤沢な政治資金を得ていた。それが暴露されるとグルジアから姿を消し、後に「グルジア情報危機」と呼ばれる大規模なサイバーテロ事件を起こす。一時は世界大戦勃発の危機にまで追い込むも、サムによって阻止される。最後は切り札として用意していた「アーク」の鍵を求めて官邸に戻り、「アーク」の情報を取引材料にクリスタヴィの部隊に連行されるが、アメリカの脅威となるその情報を排除するべくサムに射殺された。
ヴァイシェスラブ・グリンコ(Vyacheslav Grinko)
ニコラーゼの右腕。ロシア人。特殊部隊出身の傭兵であり、ニコラーゼに雇われてグルジア軍の訓練を支援していたが、裏では軍事担当としてアゼルバイジャンへの侵攻を指揮していた。陰謀の発覚後はニコラーゼと共に潜伏して、新たな拠点のミャンマー中国大使館から高官を捕え、監禁・拷問を加えていた。アメリカ兵公開処刑をサムに阻止されると自ら屠殺場に現れるが、サムとの戦闘の末に死亡する。
フィリップ・マッセ(Philip Masse)
アルゴリズムとハッキングの幅広い知識を持つ天才プログラマー。ニコラーゼの片腕として、グルジア軍のアゼルバイジャン侵攻を情報撹乱によって全く検知させず行わせていた。アメリカへのサイバーテロの実行犯でもある。本編では国防省のエレベーターでグリンコと会話しているのが分かるのみだが、日本未配信の追加ミッション「コラ半島」にてサムによって倒される。しかし、彼の残した兵器化アルゴリズム「マッセ・カーネル」が『カオスセオリー』で新たな事件の引き金になる。
コン・フェイロン(Kong Feirong)
中国中央軍事委員会の委員を務め、人民解放軍の高位に位置する将軍。ニコラーゼの支援者であり、ミャンマーの中国大使館を拠点とするべく占拠し、核物質を見返りに弾薬や輸送手段を提供していた。しかしアメリカ兵公開処刑が失敗するとニコラーゼに見捨てられ、慌てて核物質の移送と証拠の隠滅を図ったがそれらもサムに阻止される。最後は自暴自棄になって毒入りの酒を煽り、サムに脅されて中国の潔白を示すデータにアクセスすると同時に事切れる。

その他

モリス・オデル(Morris O'dell)
各ミッション開始前のニュース「FNW(First News Wire)」のアナウンサー。目まぐるしく動く世界情勢を伝える。この演出は本作以降も『カオスセオリー』までお馴染みとなる。ニュース演出が廃止された『スプリンターセル 二重スパイ』にも僅かに登場し、他の「Tom Clancy's」である『レインボーシックス』や『ゴーストリコン』にも一部出演している。
サラ・フィッシャー(Sarah Fisher)
サムの愛娘。極秘任務に赴く父を孤独に負けず気遣う思いやりのある娘。19歳。PS2版ではプロローグムービーにも登場しており、父のダイビングの手伝いをしている。また、Xbox/PC版とは容姿が大きく異なる。
デイビッド・バウワーズ(David Bowers)
アメリカ合衆国大統領。ニコラーゼの暴虐に対して断固たる姿勢を貫き続け、最終的にこの危機を乗り越えたことで多くの支持を得る。解決後はテレビを通じてアメリカとアメリカ国民に称賛と感謝を送るが、それを観たサムは珍しく声を上げて笑うのだった(サラ曰く「レーガンが辞めた時以来」)。以降も少なくとも『二重スパイ』の時期(2008年)までは大統領に就任している[注釈 4]
アリス・マディソン(Alison Madison)
CIA特別捜査官。ニコラーゼ内閣のスパイとしてグルジア政界に潜り込んでいたが突如失踪する。実は正体に気付かれて殺害されており、追跡用皮下インプラントを取り除いた後にトビリシの警察署に安置されていた。PS2版ではプロローグムービーに登場。最期が異なり、ブラウスタインと合流してグルジアの秘密施設に潜入し、他国への軍事侵攻の事実を掴むも脱出時に捕まり、殺害される。
ウィリアム・R・ブラウスタイン(Robert Blaustein)
CIA特別捜査官。マディソンの失踪を調査するべくグルジアに潜入するが、グリンコ率いるマフィアに襲撃され、殺害された。遺体はマディソンと共にトビリシの警察署に安置されていた。PS2版ではプロローグムービーに登場。マディソン同様にグルジア軍秘密施設に潜入した後に殺害された。
トーマス・グルゲニッツェ(Thomas Gurgenidze)
トビリシ第四警察署の受付係だが、CIAへの情報提供者であり、NSAの連絡員でもあった。マディソンとブラウスタインの情報を提供するべくサムと落ち合う手筈だったが、ニコラーゼの息が掛かった暴漢に暴行された挙句ホテルに放火される。サムが着いた時には瓦礫の下敷きになっており、情報を言い残すと同時に息絶える。
ミッチェル・ドゥアティ(Mitchell Dougherty)
CIAのアナリスト。強迫的神経症を患っており、自身の抱える仕事をセキュリティの甘いPCに保存していた。それがニコラーゼに目を付けられ、情報漏洩を招いてしまった。サムによってCIA本部から拉致され、サードエシュロンの尋問を受ける。
イワン(Ivan)
カリナテック社の社員で、ニコラーゼの息がかかった人間。証拠隠滅に送り込まれたロシア傭兵部隊に命を狙われたがサムに助けられ、暗号化キーを奪われる。その後、FBIに引き渡す意味でその場に放置された。
ロン・ダン(Long Dan)
在ミャンマー中国大使。フェイロンによって大使館を乗っ取られた際に拉致され、ムーク・ツォ・ボー食肉店で監禁・拷問を受けていた。サムによって救出され、フェイロンの悪事を伝えた。『カオスセオリー』にも在米中国大使として登場する。
ヴァーラム・クリスタヴィ(Varlam Cristavi)
ニコラーゼ内閣の大臣。CIAの支援を受け、ニコラーゼ追放後に後任としてグルジア大統領に就任した(2004年時点では大統領代理)。しかし密かに「アーク」の確保も画策しており、大統領官邸に特殊部隊を送り込んでいた。拘束したニコラーゼと取引して「アーク」の場所を聞き出そうとしたものの、寸前でニコラーゼはサムに射殺され、「アーク」も処分されたことで目論みは挫かれる。その後、正式にグルジア大統領に就任し、アゼルバイジャンへの援助と和解を誓約した。

主題歌

  • オープニング&エンディングテーマ「Name of the Game」 - クリスタル・メソッド英語版
PS2版には収録されていない。

リメイク

2021年に本作のリメイクが発表された。開発は第6作『スプリンターセル ブラックリスト』を手掛けたUBIトロント。シリーズのアイデンティティーを忠実に再現するため、オープンワールドではなくリニアなゲームにし、ゲームプレイに関してはアクションではなくステルスに重点を置く[1]。また、オリジナルの精神とテーマを大切にしつつ、ストーリーはより現代な危機を描く形に書き直し、キャラクターや世界観に現実味を持たせるとしている[2]

最初の発表以降情報がなく、ディレクターを務めていたデヴィッド・クリヴェルも2022年に退社し、大きな動きが無いまま数年が過ぎた。しかし2025年、クリヴェルのディレクター復帰が発表され、プロジェクトが健在であることが確認された[3]。2026年にはユービーアイソフトのレイオフが相次ぐ中、リメイク版『スプリンターセル』の開発継続は公言されている[4]

脚注

注釈

  1. ^ PS2版ではサムを迎えに来る役目のため、初対面時の台詞が変更されている。
  2. ^ PS2版では自家用船の上。
  3. ^ Xbox/PC版とPS2版では最期を迎え時期が異なり、前者ではカリナテック社脱出時に、後者では原子力発電所脱出時に死亡する。
  4. ^ 『二重スパイ』では条件次第で生死が分かれるが、いずれにせよ『スプリンターセル コンヴィクション』では後任の大統領に交代している。

出典

外部リンク




英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Splinter Cell」の関連用語

Splinter Cellのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Splinter Cellのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのスプリンターセル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS