Slashdot effectとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > コンピュータ > IT用語辞典 > Slashdot effectの意味・解説 

スラッシュドット効果

読み方スラッシュドットこうか
別名:スラド効果スラッシュドットエフェクト
【英】Slashdot Effect

スラッシュドット効果とは、俗に多数ユーザーを持つWebサイトサービス紹介言及されることにより、そのサービス対すアクセス一挙に増大しサーバー過負荷によりダウンした状態になることを指す語である。

スラッシュドット(slashdot.org)は1997年米国開設されコミュニティサイトである。1990年代終盤から2000年代前半にかけて特に人気博したスラッシュドットWebサイトのリンクが貼られて紹介され場合スラッシュドットユーザー多くがそのWebサイト興味持ってリンク先アクセスようとするため、比較小規模なサーバー運用されているサービス場合一時的に急増した負荷に耐えきれずダウンしてしまうという現象多く見られ、スラッシュドット効果などのように通称されるようになったとされる

日本ではスラッシュドット(slashdot.jp)によって同様の現象起きることはあまりないYahoo! JAPAN運営するYahoo!ニュース」でWebサイト紹介され場合に、トラフィック集中してリンク先アクセスしづらくなる場合があるが、これはYahoo! JAPANトラフィック制限行っているためであり、いわゆるスラッシュドット効果とは状況異なる。

昨今では、Twitter著名人アカウントなどからスラッシュドット効果に相当する現象発生する場合もある。


参照リンク
スラッシュドットについて - (スラッシュドット・ジャパン

スラッシュドット効果

(Slashdot effect から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 07:26 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

スラッシュドット効果(スラッシュドットこうか、英語: Slashdot effect)もしくはフラッシュクラウド英語: flash crowd)は、定番の大きなWebサイトが小さなサイトをリンクして、過大なトラフィックをもたらすときに起きる。 これは、小さなサイトに過負荷を与え、処理速度の低下をもたらしたり、利用不能になったりする。 この名前は、技術系ニュースサイト「スラッシュドット」からのリンクに起因する絶大なWebトラフィックに由来する。

用語法

ジャーゴンファイルによると、「スラッシュドット効果」という用語は、定番のスラッシュドットのニュースサービスの記事において、あるサイトが言及された後に、非常に多くの人々がそのサイトを見に来ることに起因して、Webサイトがアクセス不能になっている現象をいう。 これは後に、定番のサイトに掲載されることによるあらゆる同様な効果も説明するために拡張され、より一般的で適切なフラッシュクラウドという用語と同等の意味になっている[1]

日本においては、2ちゃんねるで紹介されたサイトに同様の現象が見られるため、これを2ちゃんねる効果と呼ぶ者もいる[2]。一方、2ちゃんねるよりも社会的影響力が低いスラッシュドット日本語版に関してそのトラフィック効果に関して言われることはほとんど無い[3]

同様の現象は、Yahoo!ニュースでも見られる。こちらはリンク先へ直接リンクが張られているのではなく、一旦Yahoo!内を経由しており、多数のアクセスにより混雑している、ページが正常に表示されない可能性があるという旨が表示されることがある[3]

支援策と予防策

スラッシュドット効果に対処するために、多くのソリューションが各サイトに提案されてきた[4]

たとえオリジナルのサイトが反応しなくなったとしても、そのコンテンツの閲覧可能性を保つために、スラッシュドットからリンクされているすべてのページを自動的にミラーするシステムがいくつかある[5]

脚注

  1. ^ Eric S. Raymond. “slashdot effect”. The Jargon File, version 4.4.8. 2016年4月11日閲覧。
  2. ^ P2P技術で“2ちゃんねる効果”を軽減できる無料CDNが正式公開”. 2014年8月17日閲覧。
  3. ^ a b "スラッシュドット効果". IT用語辞典バイナリ. 2014年8月17日閲覧
  4. ^ Jeremy Elson; Jon Howell(PDF) 『Handling Flash Crowds from your Garage』マイクロソフト、2008年。 オリジナルの2011年5月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20110511180407/http://research.microsoft.com/pubs/75287/flashcrowds-camera-ready.pdf2022年6月17日閲覧 
  5. ^ Daniel Terdiman (2004年10月1日). “Solution for Slashdot Effect?”. WIRED. 2016年4月18日閲覧。

関連項目

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Slashdot effect」の関連用語

Slashdot effectのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Slashdot effectのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2025 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリの【スラッシュドット効果】の記事を利用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのスラッシュドット効果 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS