SL/XL 9000 シリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 03:04 UTC 版)
「ソリッド・ステート・ロジック」の記事における「SL/XL 9000 シリーズ」の解説
SuperAnalogue™ 回路を基本路線に、それまでのアナログ・コンソールの理念や特性を遙かに凌駕させたシリーズで、それまでの4000 シリーズのチャンネル・モジュール上各種レイアウトは概ね踏襲されたが、回路内部に関しては全て刷新開発された回路が搭載されている。EQではSL 4000 Eシリーズの特性を持たせた「E type EQ」がセレクト・スイッチにより選択可能になっていて、古き良き伝統的なSSL EQ サウンドと9000Jシリーズの標準搭載EQとのコラボレートが可能になっている。ダイナミクス・セクションにも回路および機能追加変更が大々的に行われていて、コンプレッション、リミッティング、ノイズ・ゲート、エクスパンダーなどのダイナミクス系処理に対して、より幅広い対応が可能になっている。センター・セクションの各種テープレコーダーおよびVTR制御用ロケーターの仕様も大幅に変更され、より総合的コントロールが可能になる構成になっている。 コンピューター・オートメーションのシステムはオペレーション用にキーボード類以外にも、ポインティング・デバイスであるペン・タブレットが追加され、操作確認用ディスプレイも通常のコンピューター用モニター・ディスプレイ同様の大型ディスプレイへと変更された。オートメーション可能範囲もこれまでのラージ・フェーダーおよびチャンネル・カット・ボタン以外にスモール・フェーダーとON/OFFスイッチなどもオートメーション可能になる高機能型へと変更された。フェーダー・オートメーションにはアルティメーション・システムが採用されている。ダイナミクス回路の機能も強化され、専用アウトボードと遜色ないほどに様々な設定が出来るようになるなど様々な変更がもたらされた。 SL 9000 J 初期型にはハードディスク・レコーダー機能がオプション搭載されていて、各チャンネル・モジュール毎にレコーディング・トラックが用意でき録音編集作業も可能で、現在普及しているProToolsのハード・ウェア版大型システムとして研究開発されていたが、システムの対応性などから現在では使用されていない。 XL 9000 K 同社のアナログ・コンソールにおけるフラッグシップ・モデル。ミキシングおよびモニタリングにおいて、5.1ch サラウンドにオプション機能追加無しでフル対応したコンソール。
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