Roman de Rouとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Roman de Rouの意味・解説 

ルー物語

(Roman de Rou から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/23 04:20 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
セント・ヘリアにあるこの記念碑の引用は、ウァースは『ルー物語』の読者に自分がジャージー島出身であることを知らせるもの。

ルー物語』(ルーものがたり、Roman de Rou)は、ウァース(ワース)作の、ロロの時代から1106年のティンチェブライの戦い(Battle of Tinchebray)までのノルマンディー公国Duchy of Normandy)の歴史を扱った、韻文で書かれた年代記。ノルマンディー民族叙事詩である。

概要

イギリスの歴史を語った『ブリュ物語』の成功に続いて、ウァースはヘンリー2世から、ノルマン人の起源とノルマン・コンクエストイングランド征服)に関する類似の本を書くように依頼された。しかしウァースは書いている歴史がその当時に達する前に語るのをやめた。第3部の最後で読者に、王が同じ仕事をMaistre Beneeit(Benoît de Sainte-Maureと言われる)に委託したと書いている。

仕事に着手したのは1160年で、1170年代の中頃には最後の改訂を行ったと思われる。

『ルー物語』の構成は以下の通りである。

  • 「Chronique Ascendante」として知られる、ノルマンディー公についての時代を遡る年代記で、315行。『ルー物語』の一部ではなく、ウァースによる別個の作品と考える研究者もいる。
  • 「第二部」として知られるアレクサンドランで書かれた4425行。
  • 「第三部」として知られる八音節行(Octosyllable)で書かれた11440行。

いくつかの版に含まれる「Le Romaunz de Rou et des dus de Normendie」として知られる750行は、初期の草稿の中にあるもので、最終的な編集で捨てられたか改訂されたものである。

ウァースはノルマンディー公国の歴史に関して以下の文献を利用した。

参考文献

関連項目


「Roman de Rou」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Roman de Rou」の関連用語

Roman de Rouのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Roman de Rouのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのルー物語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS