RenderMan 20以前の互換レンダラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 15:32 UTC 版)
「RenderMan」の記事における「RenderMan 20以前の互換レンダラー」の解説
古くよりRenderManの仕様がRenderManインタフェース仕様(英語版)として公開されていたため、RenderManには多くの互換レンダーが存在した。 過去には、DGS Renderer(Digital Arts製)、SunART(サン・マイクロシステムズ製)、JrMan (GPL)、Pixie (LGPL)、Angel(Ian Stephenson作、無料)、Aqsis(BSDライセンス)、RenderDotC (Dot C Software製)、BMRT/Entropy (後のNVIDIA Gelato)、3Delight 12以前、AIR (SiTex Graphics製) などの互換レンダラーも存在した。なお、過去にPixarは、互換レンダラーの一つであるEntropyの開発元Exluna社を、RenderManの特許侵害等で訴え、販売差し止めにしている (Blue Moon Rendering Tools参照)。 その他、変換ツールを使用することでRenderManとの互換性を確保したレンダラーも存在する。NVIDIAのGelatoは別途提供されたRibelato及びrsl2gslを用いることでRenderManとの互換性を確保していた。また、Side Effects SoftwareのHoudiniに搭載されているMantraレンダラーは、独自のVEX言語がRSLに近いほか、rmands / slo2otl.pyを通すことでRenderManとのシェーダーバイナリの互換性を確保していた (なお、Houdiniはsdl2otl.pyを通すことで3Delightとのシェーダーバイナリ互換性も確保している)。 なお、互換レンダラーであっても、コマンド名やコンパイル済みシェーダーの拡張子は衝突しないように異なったものとなっている。
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