ROCID再編成型歩兵師団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 04:34 UTC 版)
詳細は「ペントミック」を参照 ROCID再編成型歩兵師団、いわゆるペントミック師団である。ある程度の独立作戦が可能な戦闘群に分割し、迅速に離合集散を繰り返すことで、戦術核兵器の攻撃対象となりうる部隊集結状況を減らし、残存性を高めている。さらに、戦術核兵器を運用するために、師団砲兵としてMGR-1地対地ロケットが配属されているのも特徴である。 ただし、ペントミック戦闘群は7個中隊を常時指揮下に置き、さらに戦車や工兵など2~4個中隊が増強されるため、大隊結節を失った連隊は指揮上の負担が問題となった。また、戦闘群あたりの火力が貧弱であることが指摘されたことから、1960年代初頭には、師団再編計画(ROAD: Reorganization of Army Divisions)による再編成が発動された。 歩兵師団(13,948名) 1個旅団司令部(任意の戦闘群等を指揮下に入れての分割運用を目的)。 5個歩兵連隊戦闘群(1356名) 5個小銃中隊 重迫撃砲中隊(M30 107mm迫撃砲) 師団砲兵司令部 直接協力大隊 5個軽砲中隊(各M101 105mm榴弾砲×6門) 全般支援大隊 2個中砲中隊(各M114 155mm榴弾砲×6門) 8インチ榴弾砲中隊 地対地ロケット中隊(MGR-1発射機×2基) 戦車大隊(760名; M48パットン戦車×63両) 機甲偵察大隊(609名; 戦車×21両) 工兵大隊(785名) 通信大隊(531名) 師団支援群(衛生大隊+補給・支援大隊+整備大隊) 憲兵中隊
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