ProcessThread.ProcessorAffinity プロパティ

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

ProcessThread.ProcessorAffinity プロパティ

関連付けられたスレッドを実行できるプロセッサを設定します。

名前空間: System.Diagnostics
アセンブリ: System (system.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public WriteOnly Property
 ProcessorAffinity As IntPtr

Visual Basic (使用法)

Dim instance As ProcessThread
Dim value As IntPtr

instance.ProcessorAffinity = value

C#

public IntPtr ProcessorAffinity { set; }

C++

public:
property IntPtr ProcessorAffinity {
    void set (IntPtr value);
}

J#

/** @property */
public void set_ProcessorAffinity (IntPtr value)

JScript

public function set ProcessorAffinity
 (value : IntPtr)

プロパティ値
スレッドを実行できるプロセッサを表すビットのセットを指す IntPtr。

例外

例外の種類	条件
Win32Exception	プロセッサ アフィニティを設定できませんでした。
PlatformNotSupportedException	プラットフォームは、Windows 98 または Windows Millennium Edition です。
NotSupportedException	プロセスは、リモート コンピュータ上にあります。

解説

スレッドのプロセッサ アフィニティは、スレッドと関係するプロセッサのセットです。つまり、スレッドの実行をスケジュールできるプロセッサです。

ProcessorAffinity は、各プロセッサをビットで表します。ビット 0 はプロセッサ 1 を表し、ビット 1 はプロセッサ 2 を表します。4 プロセッサ システムの ProcessorAffinity が取りうるサブセットを次の表に示します。

プロパティ値 (16 進数)	有効なプロセッサ
0x0001	1
0x0002	2
0x0003	1 または 2
0x0004	3
0x0005	1 または 3
0x0007	1、2、または 3
0x000F	1、2、3、または 4

IdealProcessor プロパティを設定し、スレッドに単一の優先プロセッサを指定することもできます。プロセスのスレッドは、プロセッサからプロセッサに移行できます。移行するたびに、プロセッサ キャッシュが再読み込みされます。システムの負荷が高いときにスレッドのプロセッサを指定すると、プロセッサ キャッシュを再読み込みする回数が減り、パフォーマンスが向上することがあります。

プラットフォーム

Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
ProcessThread クラス
ProcessThread メンバ
System.Diagnostics 名前空間
ProcessThread.IdealProcessor プロパティ