Pertec 3200
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/20 15:35 UTC 版)
「パーテック・コンピュータ」の記事における「Pertec 3200」の解説
パーテック社が最後に設計したコンピュータは、MC68000を使用した3200シリーズだった。OSは、自社開発のマルチタスク、マルチユーザーのOSだったが、UNIXを実行することもできた。XL40と同様に、ヨーロッパではトライアンフアドラー社がMSX 3200のモデル名で販売した(最終的には、トライアンフアドラー社から3200、3220、3230、3240の4つのモデルが販売された)。XL40に搭載されていたディスクツーキー・アプリケーションは、3200にも実装された。また、MAI Basic Four(英語版)やPickオペレーティングシステム(英語版)で使用されているものに似たBASIC言語駆動のデータベース・アプリケーションも搭載されていた。 3200は当時としては非常に先進的で、最大32人のユーザーの同時使用に対応し、全てユーザーがインテリジェントなZ80ベースの端末を使用し、それぞれが3200の高速同軸ケーブルに接続されたCP/Mをオプションで実行することができた。その後、ISAバスから3200の同軸インターフェースがPC用に作られ、PCを3200のスマート端末として、またはMS-DOSを実行するネットワークシステムとして使用することが可能になった。これは、小型ハードディスクのための新しい規格である「ウィンチェスター規格」に対応する最初のパーテック製品だった。
※この「Pertec 3200」の解説は、「パーテック・コンピュータ」の解説の一部です。
「Pertec 3200」を含む「パーテック・コンピュータ」の記事については、「パーテック・コンピュータ」の概要を参照ください。
- Pertec 3200のページへのリンク