末梢性ニューロパチー
【概要】 ニューロは神経、パチーとは障害、あわせて神経障害。脳や脊髄(中枢神経)の外側の末梢神経のレベルに障害が起こっているもの。症状としては足先や指のジンジン感、しびれ感などの知覚障害、そして筋力低下や麻痺までの運動障害。HIV感染症では中枢神経から末梢神経のどのレベルでも障害が起こることがある。このためCDCの分類ではカテゴリーBの症状に加えられた。(1)遠位性対称性多発性神経障害、(2)炎症性脱髄性多発性神経障害、(3)多発性単神経炎、(4)自律神経障害に分類される。
【詳しく】 HIV感染者の35%が様々のニューロパチーがあるという。HIV感染症以外では外傷によるものや糖尿病性のものが多い。HIV感染症ではサイトメガロウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス、HIV自体の他、ddI、ddC、d4Tなどの薬剤の副作用によることがある。
《参照》 CDC分類カテゴリーB、 ddI、 ddC、 d4T、 遠位性対称性多発性神経障害、 炎症性脱髄性多発性神経障害、 多発性単神経炎、 自律神経障害

末梢性神経障害
「末梢性ニューロパチー」を参照。
《参照》 末梢性ニューロパチー

末梢神経障害
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