民主左翼党 (スロバキア)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/30 03:37 UTC 版)
民主左翼党 Strana Demokratickej L'avince |
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成立年月日 | 1990年10月 |
前身政党 | スロバキア共産党[1] |
解散年月日 | 2004年12月 |
解散理由 | スメル(方向)への合流 |
後継政党 | 方向・社会民主主義 |
政治的思想・立場 | 社会民主主義[1] リベラル左派[1] |
民主左翼党(みんしゅさよくとう、スロバキア語: Strana Demokratickej L'avince[1])は、中欧地域に位置するスロバキア共和国にかつて存在した社会民主主義を志向する中道左派政党。チェコスロバキア時代の支配政党であるチェコスロバキア共産党(Komunistická strana Československa:KSČ)のスロバキア地域における下部組織[2]であるスロバキア共産党(Komunistická strana Slovenska:KSS)を前身としている。
概要
社会民主主義路線への反発による成立
KSČの後継政党であるチェコ=スロバキア共産党(Komunistická strana Česko-Slovenska:KSČ-S)の下部組織であるKSS主流派で社会民主主義を志向したグループが、1990年10月に「スロバキア共産党=民主左翼党」(KSS-SDĽ)に党名変更した。 それに対して、翌91年2月にSDĽ[3]に改称したものである。同年12月にはKSČ-Sの枠組みから離脱[4]し、独自の道を歩むようになった。
議会選挙
1992年の選挙では連邦議会両院とスロバキア国民議会で議席を得た後、スロバキア独立(1993年1月)後の1994年に行われた国民議会選挙では、スロバキア社会民主党(Sociálnodemokratická strana Slovenska:SDSS)やスロバキア緑の党(Strana zelených na Slovensku:SZS)、スロバキア共和国農民運動(HPSR)と手を組み、「共通の選択」という連立リストを作成して選挙に臨んだが、得票率10.42%で18議席に留まった。
1998年選挙では再び、SDĽ単独で選挙に臨んで23議席を獲得、選挙後に発足した第1次ズリンダ政権の与党となった。しかし、連立与党の間で埋没した上、政権内でのスキャンダルなどで打撃を受け、2002年選挙では有効得票率4%の議席阻止条項を突破できず、国民議会における全議席を失った。また、主流派から外されていたSDĽ元党首のペテル・ヴァイスが結成した社会民主オルタナティブ(Sociálnodemokratická alternatíva、SDA)も議席を得る事ができず、院内から中道左派勢力が姿を消す結果となった。
スメルへの合流
2004年12月、SDĽは左派志向を強めていたロベルト・フィツォが党首を務めるスメル(方向)にSDSSやSDAと共に合流、方向・社会民主主義(SMER-SD)を結成した。しかし、一部のグループはSMER-SDには合流せず、SDĽを名乗って活動しており、2006年以降の選挙にも参加しているが、議席確保には至っていない。
脚注
- ^ a b c d ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 コトバンク. 2018年12月21日閲覧。
- ^ KSČ時代、チェコ側における下部組織は存在しなかったが、1989年末のビロード革命後の90年3月、ボヘミア・モラヴィア共産党(Komunistická strana Čech a Moravy:KSČM)が結成され、KSSと共にKSČ-Sを構成した
- ^ この路線転換に承伏しない一部勢力は、1991年3月にスロヴァキア共産主義者同盟(Zväz komunistov Slovenska)を結成した後、1992年8月に「スロヴァキア共産党91」(Komunistická strana Slovenska–91)と合同して新たにKSSを結成した。
- ^ KSČ-Sは90年選挙で連邦議会両院と両共和国の国民議会で議席を得る事ができたが、あくまで共産主義を堅持しようとするKSČMと社会民主主義を志向するKSSとの路線対立が顕著になった。前述したようにKSSは社民主義を明確にしたSDĽに党名改称し、1991年12月にKSČ-Sから離脱したことで、KSČ-Sは解体された。
参考文献
- ポスト社会主義諸国の政党・選挙データベース作成研究会 編『ポスト社会主義諸国 政党・選挙ハンドブックⅠ』(PDFファイル)-京都大学地域研究統合情報センター
外部リンク
「Party of the Democratic Left (Slovakia)」の例文・使い方・用例・文例
- Microsoftがβ版をランチするのは「NetShow streaming server」で動画や音声をオンデマンドで提供する。
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- 篏入的 r 音 《英音の India office /ndiərfɪs/の /r/の音》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- (英国の)運輸省. the Ministry of Education(, Science and Culture) (日本の)文部省.
- は of の誤植です.
- を off と誤植する.
- あいまい母音 《about, sofa などの /ə/》.
- 副詞的小詞 《on, in, out, over, off など》.
- 迂言的属格 《語尾変化によらず前置詞によって示す属格; たとえば Caesar's の代わりの of Caesar など》.
- çon of garlic [humor]. それにはガーリック[ユーモア]がちょっぴり必要だ.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Speaker of the House of Commons 下院議長.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Committee of Ways and Means 歳入委員会.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- (違法罪―a sin of commission―に対する)怠惰罪
- 『each』、『every』、『either』、『neither』、『none』が分配的、つまり集団の中の1つのものを指すのに対し、『which of the men』の『which』は分離的である
- 『hot off the press(最新情報)』は『hot(最新の)』の拡張感覚を示している
- 『Each made a list of the books that had influenced him』における制限節は、リストに載った本を制限節で定義された特定の本だけに制限する
- 臨床的鬱病を治療するのに用いられる三環系抗鬱薬(商品名ImavateとTofranil)
- 『sunshine-roof』は『sunroof(サンルーフ)』に対する英国の用語である
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