Parallels Workstation
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/04 15:15 UTC 版)
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| 開発元 | パラレルス |
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| 最新版 | |
| 対応OS | Microsoft Windows, Linux |
| プラットフォーム | x86 |
| 種別 | 仮想マシン |
| ライセンス | プロプライエタリ |
| 公式サイト | www.parallels.com/en/products/workstation/ |
Parallels Workstation は、パラレルスの最初の商用ソフトウェア製品。同社は仮想化ソフトウェアの開発を専門とするソフトウェア企業。Parallels Workstation はインテルx86ベースのコンピュータ(オペレーティングシステム (OS) はMicrosoft WindowsまたはLinux)向けの仮想マシンであり、x86仮想コンピュータを複数同時に生成・実行することができる。基本的に店頭販売せず、ダウンロードパッケージとして配布されている。(Macintosh向けの製品は Parallels Desktop)
実装
他の仮想化ソフトウェアと同様、Parallels Workstation はハイパーバイザ技術を使っている。ハイパーバイザとは、プライマリOSとホストコンピュータの間に置かれる薄いソフトウェア層である。ハイパーバイザはホストマシンのハードウェアリソースの一部を直接制御し、仮想マシンモニタとプライマリOSの両方にそれらリソースへのインタフェースを提供する。これにより、仮想化ソフトウェアのオーバーヘッドを低減する。Parallels Workstation のハイパーバイザは、インテルの Virtualization Technology (VT) やAMDの Secure Virtual Machine (SVM) といったハードウェア仮想化技術もサポートしている。
機能
Parallels Workstation はハードウェアエミュレーション仮想化ソフトウェアであり、仮想マシンエンジンによって各仮想マシンは自前のCPU、RAM、フロッピーディスク、CD-ROMドライブ、入出力機器、ハードディスクなど、実際のコンピュータを構成する全ての要素を持つことができる。Parallels Workstation は仮想環境内のあらゆるデバイスを仮想化し、それにはGPUやネットワークカード、ハードディスクアダプタなども含まれる。また、パラレルポートやUSBデバイスのためのパススルードライバも提供している。
ゲスト仮想マシンはホストコンピュータの実際のハードウェアとは無関係に全て同じハードウェアドライバを使っているため、仮想マシンインスタンスはコンピュータ間での可搬性が高い。例えば、動作中の仮想マシンを一時停止し、別の物理コンピュータにコピーし、再スタートさせることが可能である。
Parallels Workstation は標準的なPCのハードウェアを完全に仮想化でき、以下のようなものも仮想化対象となる[1]。
- PentiumまたはDuronプロセッサ
- インテル i815チップセット互換のマザーボード
- 最大1.5GBのRAM(ただし、i815は実際には512MBまでしかメモリをサポートしていない)
- VGAおよびSVGAビデオカード(VESA 3.0 サポート)
- 1.44MBフロッピーディスク。実際の物理装置にマッピングすることもできるし、イメージファイルにマッピングすることもできる。
- 最大4個のIDEデバイス。仮想ハードドライブは20MBから128GBまで可能で、仮想 CD/DVD-ROM ドライブもある。IDEデバイスは物理装置にマッピングすることもできるし、イメージファイルにマッピングすることもできる。
- 最大4個のシリアルポート。実際のポートにマッピングすることもできるし、パイプや出力ファイルにマッピングすることもできる。
- 最大3個の双方向パラレルポート。実際のポートにマッピングすることもできるし、プリンターや出力ファイルにマッピングすることもできる。
- Realtek RTL8029 (AS) 互換の仮想イーサネットカード
- 2ポートUSB 1.1 コントローラ
- AC97互換サウンドカード
- 104キーWindows対応キーボードとPS/2ホイール付きマウス
既知の問題点
Parallels Workstation には2008年3月現在、以下のような問題(制限)がある。
- 32ビットのOSしか実行できない。
- 1つの仮想マシンインスタンスに複数個のCPUを割り当てることができない。
- DVD / CD-ROMのパススルーアクセスが実装されていないため、ゲスト仮想マシンが排他的に装置を使ってDVDやCDを焼くことができない。
- 全仮想マシンのメモリ容量の合計は最大4GBで、個々の仮想マシンでは最大1.5GBまで。
- ネットワークエミュレーションではNATをサポートしていない[2]。
関連項目
脚注
- ^ “Virtual Machine Equipment” (PDF). Parallels Workstation 2.2 User Guide. Parallels, Inc. 2007年9月27日閲覧。
- ^ “Need integrated NAT (internet access)”. 2007年9月27日閲覧。
- Parallels_Workstationのページへのリンク